医療法人社団正恵会（東京都豊島区）が運営する『ディオクリニック』は、BMI25以上の肥満体型からダイエットに取り組んだことがある全国の20～59歳男女695人を対象に「肥満体重からのダイエット」に関する調査を実施しました。その結果、「元の体重の10％以上体重を減らしつつダイエット後のBMIが25未満」になった人の割合は約3割となりました。また、ダイエット効果を感じた方法は「食事制限」が最も多くなったそうです。

調査は、2023年9月にインターネットで実施されました。

調査によると、「元の体重の10％以上体重を減らしつつダイエット後のBMI（体重（kg）÷身長（m）の2乗で算出される肥満や低体重の判定に用いられる値）が25未満」になった人の割合は31.2％となり、肥満体重の人が普通体重を目指してダイエットを行うことはかなり難しいことがうかがえました。

そこで、ダイエットに成功した180人に「実施したダイエット方法」を複数回答で教えてもらったところ、「食事制限」（72.22％）、「散歩やジョギングなどの有酸素運動」（62.78％）、「セルフでの筋トレ」（37.78％）などが上位に並びました。

また、「最も効果が実感できたダイエット方法」については、「食事制限」（43.98％）が最多となり、大幅なダイエットにおいては、やはり食事か運動、あるいはその両方に取り組むことが成功の鍵と言えそうです。

なお、「ダイエット終了までにかかった期間」は、「6カ月以上」が59.44％と約6割を占めていることから、体重の10％以上の減量となると、長期的に腰を据えて取り組む必要があることがうかがえました。

男女別で見た場合、男性の28.95％が「3カ月」と答えており、若干ではあるものの、短期間で痩せられた人もいたのに対して、女性では69.7％が「6カ月以上」の期間を要しており、3カ月以内で目標体重を達成できた人は15％程度に留まっていたそうです。