寒空の下、庭で鳴いていたね 顔に傷のある子猫を家族に 「この子達のために頑張ろう」寂しさが消え生きる励みになった

■寒空の下、庭に現れた子猫

のん太くん(2歳・オス)は2021年11月、佐賀県在住のあんちゃんの実家の庭で鳴いていた。生後2カ月くらいで、周囲に母猫や兄弟は見当たらなかった。「おいで」と言うと寄ってきた。

「顔に少し傷があって、もう寒かったので、飼うかどうか決めていなかったのですがひとまず保護しました。」

■この子達のために頑張ろう

あんちゃんが一人暮らしをしたのをきっかけにお母さんも一人暮らしをしていたのだが、慣れない一人での暮らしはやはり寂しいものだった。そんな時に偶然出会ったのん太くん。

「野良猫なのに人懐っこいところが可愛くて、ごはんを食べたら安心して寝てしまいました。」

昔飼っていた猫も茶トラで、「のん太郎」という名前だったので、のん太くんという名前にしたという。

のん太くんは優しくて甘えん坊。

「のん太は優しすぎて、のん太と私が遊んでる途中で、後から譲渡会で迎えた大五郎くんが来ると固まってしまい、遊ぶのを譲ってしまいます。ジャンプしてドアが開けれるのん太は、いつも大五郎の猫のためにドアを開けてあげています」

2匹の猫と暮らすお母さん。寂しいと思うことがなくなり、「この子たちのために頑張らないと!と前向きになれた」と話している。

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)

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