カフェの空席確保をめぐり、女性3人組が発した言葉が「陰湿」「意地悪」「みっともない」などと話題になっています。SNSに投稿したのは20代女性「とりい」さん（@expatorii）。「勉強になった」経験として、数年前の出来事を振り返りました。

　とりいさんはその日、東京都内にあるカフェ店内で交際中の彼と待ち合わせ。2人席で彼の到着を待っていると、40代くらいの女性3人組が向かいの椅子を借りてもいいか声をかけてきました。「人が来るんです」と断ると、3人組はほどなく別の席を確保。するとあろうことか、とりいさんに聞こえる声量で悪口を言い始めました。「人来ないじゃん嘘つき。階段でコケればいいのに」。さらに、遅れて現れた彼が外国人だとわかると、「絶対、女の片想いだよね」。

　とりいさんは「他人の不幸を願う人って醜いと勉強になった」といい、彼も「海外では何か言いたいことがあれば直接言う。それは悪いことではないし、影でコソコソ悪口を言っているほうがよっぽど醜い」と憤ります。

　この経験を通じ、とりいさんは女性3人組を反面教師にしたようです。

　「自分の価値を自分の発言で下げてしまうことがあるということを学びました。他人の言動にモヤっとすることは日常茶飯事ですが、でもそれを言葉にしてしまうと自分が醜く汚れてしまうような気がします」（とりいさん）

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　とりいさんは現在、ドイツに渡り、現地で就職。YouTube「expaTORII Life in Germany」を通じて、ドイツでの生活ぶりを発信しています。

（まいどなニュース・金井 かおる）