「伊丹空港にて。

　観る人を楽しませる粋な計らい

　こんな感じの企画力、ANAグループは本当に上手い☺︎」

クリスマス間近の12月22日、Xのそんな投稿が注目を集めました。

添付の画像に写っていたのは、ドーリー（飛行機搭載のコンテナを載せて運ぶ台車）に搭載されたプレゼント仕様の大きなボックス。よく見ると、梯子をかけてよじ登ろうとしているサンタさんの姿も確認できます。確かにこれは胸躍る「粋な計らい」です！

調べてみると、大阪国際空港（伊丹空港）では2019年から続く名物企画のよう。撮影したMANATO/ITM_77Wさん（@manatonairplane）に話を聞いてみました。

-撮影日時は？

「12月17日です」

-見た時の感想を

「通常ドーリーにはノーマルのコンテナしか搭載しませんので、思わず笑みがこぼれてしまいます。撮影時は私だけ（12月の空港はとても寒いので）でしたが、撮影した写真を家族や友人に見せると、『あたたかい気持ちになる』といった感想を口にしていました」

-普段からよく伊丹空港にいらっしゃるんですね

「小学1年生の時に、親に連れられて空港へ来たことがきっかけとなり、以来、もうすぐ23歳になりますが、ずっと飛行機を追いかけています」

-飛行機の魅力は

「航空機にもいろいろと機種がありますが、それぞれ違った特徴があり、例えば胴体の長さや窓の形、エンジンの音、主翼の曲線などなど…細部ひとつひとつが魅力の塊です」

航空業界やカメラ業界とは無縁の仕事をしているというMANATO/ITM_77Wさん。Xでは飛行機を美しく撮った写真を多数アップしています。

今回の反響について訊ねると、「飛行機を移動手段として選択した場合に、飛行機そのものを見ることはあっても、空港内で活躍する車両にはなかなか目が行かないのではないかなと個人的には思っています。今回の写真を見て、車両や飛行機そのものに興味を持ち、さらにはカメラへハマっていく…なんてことがあればいいなと思っています」と話してくれました。

さあ、今夜はクリスマス・イブですね！

（まいどなニュース・黒川 裕生）