「スイマセン!つゆとか醤油もペットボトルだと思ってました」ごみ清掃員芸人が明かす現状「意外と結構いるもんなんですよ」

ごみネットの向こうにいろんなペットボトルが捨てられている画像。よく見てみると……ペットボトルに混ざって蜂蜜のボトルや醤油のボトルなどが見られます。

「意外と結構いるもんなんですよ。おはようございます。ゴミ清掃員の滝沢です。ペットボトル回収ではペットボトル表記のあるもののみをお出しいただけると助かります。リサイクルに協力してくれようとするお気持ちは嬉しいですが、手作業で取り除くのはなかなか作業員の骨が折れる作業なので、みんな知ってくれると嬉しいです!似ている素材でもPETとプラはリサイクル先が違うので、表記を見て、出してね!」と、X(Twitter)に投稿されたマシンガンズ滝沢さん(@takizawa0914)のポストに注目が集まっています。

■見た目が似ていても、ペットボトルではない!

「カルピスのボトルなんかは間違えやすいですよね。アレはプラスチック」

「サラダ油のやつは プラ表記ですが ペットボトルの所に投げている方も… 私は丁寧に洗いプラにしていますが…」

「つゆとか醤油のボトルもすべてペットボトルだと思ってました」

「メーカー側で素材の統一してほしいですよね」

今回のマシンガンズ滝沢さんの投稿には、ペットボトルと間違えやすいアイテムについてのコメントが多く集まりましたが、中でも醤油やみりんなど調味料のボトルは、同じような形状や素材に見えてメーカーにより「ペットボトル」と「プラスチックボトル」の両方があるようなので、しっかりマークを確認することが必要です。

ペットボトル回収の時に出していいものは、三角のPETマークを表示しているもの。「PET(ポリエチレンテレフタレート)」素材から作られた飲料や酒類、特定調味料のボトルが対象なのです。一見、ペットボトルのような形をしていても、この三角のPETマークがついていないと、ペットボトルとしてリサイクルはできないとのことです。

プラスチックのマーク(プラマーク)は、四角の中にプラと書かれた識別マークです。これは、飲料、酒類、特定調味料用PETボトルを除くプラスチック製容器包装に表記が義務づけられています。

この投稿への書き込みへは、「マンション清掃員です。私もよく見かけます。そのままだと回収してくれないので、手袋とマスクを二重にして、分別をします。中にはすべて中身が入ってる物もあったりと大変な時もあります」、「ちょっと話変わるのですが、ペットボトルを灰皿がわりにされるのもかなり迷惑なんですよね。分別できるものがすべて不燃ゴミになる」というコメントも。

個人個人が責任を持って、ごみをできるだけ資源として「生かせる」ように分別したいものですね。

お笑い芸人マシンガンズ滝沢さんは、ごみ清掃員としても働いています。芸人は25年でごみ清掃は11年目なんだそう。ごみ関連の本は文庫を含めて13冊、累計20万部となりました。

ごみ清掃での経験からたどり着いた『ゴミ学』の人気SNS投稿が、イラストや書き下ろしのエッセイを大幅に加えて書籍化された『このゴミは収集できません~ゴミ清掃員が見たあり得ない光景~』(白夜書房)をはじめ、滝沢さんが手掛けた13冊の本が、なんとサイン入りで購入できるサイト『マシンガンズ滝沢の本屋さん』も登場しました。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース・なつめ まさこ)

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