乾燥剤を「燃えるゴミ」で捨てるのちょっと待って→「え、それは怖い!」「濡れないようにして」
「乾燥剤って不燃ごみの地域が結構あるの知ってた?おはようございます。ゴミ清掃員の滝沢です。もちろん燃えるんだけど、水に濡れると発火する性質があるので、生ごみを一緒に捨てる可燃ごみでは発火の恐れがあることから、不燃ごみにしているんだって」
お笑い芸人/ゴミ清掃員・滝沢秀一さんのX(旧Twitter)への投稿が話題となっています。「発火のおそれ」というフレーズにドキッとするこの投稿には、さらに続きがあります。
「ちなみに左の石灰乾燥剤が発火の恐れがあるもの。よく見ると禁水と書いてある。右はシリカゲルでこちらも乾燥剤だが、水に濡れてもあたたかくなる程度だといいます。シリカゲルは危険じゃないけど、一括りで乾燥剤を不燃にしておいた方が安全ということで、そうしているのだと思います。可燃の地域は、左のは万が一があるから袋に入れて、濡れないようにする方がいいかも!」
お菓子や食品の袋の中に入っている「乾燥剤」。乾燥剤には、水分を除去して乾燥させる効果があり、一緒に袋の中に入れられた商品の品質を維持するために用いられていますが、ひと口に「乾燥剤」といっても、種類はさまざま。用途や目的によって使い分けられているそうです。
日常生活でよく目にする「乾燥剤」は、主に食品に使われている「シリカゲル」と「生石灰」の2種類が多いそうですが、この「生石灰乾燥剤」は、急に大量吸湿したり水に濡れると発熱し、状況によっては発火する危険があります。
この投稿に「知らなかった!」「自分の自治体も調べてみます!」「聞かなきゃ調べもしなかった」いうコメントがたくさん寄せられました。さらには……
「乾燥剤に水気はダメなんだって知ってからは、生ごみに触れさせないような捨て方してる」
「うちの区は燃えるごみです。だから絶対に水分に触れないように、ビニールに入れて何重にもクルクル巻いて水分が付かないようにして捨ててます。発火したら危ないもん」
「自宅のごみ箱の中で発火したりしては怖いので、ごみの日まで水に濡れないよう袋にまとめておいています」
乾燥剤が「可燃ごみ」の自治体に暮らす人たちからの工夫もたくさん集まりました。
「家庭菜園や園芸をされてる方なら、石灰乾燥剤は肥料として再利用するのも良いですよ。アルカリ性なので、酸性土壌を中和するのに使えます。間違えてシリカゲルを撒いちゃだめですけどね」と捨てずに活用する提案も!
ごみとして捨てたはずが、発火して命を脅かすこともあると思うと、ごみについて正しく知り、正しく捨てたいものですね。
マシンガンズが、2023年12月に集英社からデジタルフォトブックを発売。その発売に合わせて楽しい企画をたくさん予定されているそうです。詳細は滝沢さんのX(旧Twitter)で発信するとのこと。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース・なつめ まさこ)