バレー一家の夢、親子3代で「春高」アタック 岡山・金光学園のセッター亀山侑生さん 父が監督、祖父は総監督

 親子3代で「春高バレー」に挑む。全日本バレーボール高校選手権(2024年1月4日開幕・東京)男子に出場する金光学園高(岡山県浅口市)の2年亀山侑生さん(17)と父の洋司監督(43)、祖父の精二総監督(73)。チームにとって2007年以来4度目の大舞台に向け、「笑顔で終われる大会にしたい」と口をそろえる。

 1975年から部を率いた精二さんの後を受け、OBの洋司さんが2012年に監督に就任。バレー一家に育った侑生さんは小学1年から競技を始め、金光学園中を経て22年に入学した。

 2年生主体の今年のチームは高い攻撃力が持ち味。セッターを務める侑生さんは巧みなトスワークでアタッカーの力を引き出し、11月の県予選を制した。精二さんは「孫と一緒に出場する夢を息子にかなえてもらえて最高だった」と感慨深げに話す。

 念願を成就させたのは就任12年目で初の春高に導いた洋司さんも同じだ。3兄弟の次男で、父の監督時代に兄と弟が選手として春高に出たのに対し、自身はかなわなかった。「親子3代での出場は全国的にも珍しく、是が非でも行きたかった」

 1月5日にある初戦の2回戦で昇陽(大阪)-土浦日大(茨城)の勝者と対戦する。父と祖父がベンチから見守る大会で、司令塔の侑生さんは「一つずつ勝ち上がり、目標の8強入りを果たしたい」と活躍を期す。

(まいどなニュース/山陽新聞)

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