「明らかに詐欺まがいな広告」「過剰な購買煽りがある」 企業の印象が悪くなるSNSの広告は?

みなさんは、利用しているSNSに同じ広告が1日に何度も出てきたらどのような気持ちになりますか。株式会社オリゾ(東京都新宿区)が、SNSを1日2時間以上閲覧している全国の18~26歳の男女111人を対象に「Z世代が記憶に残る広告」に関する調査を実施した結果、約3割の人が、同じ広告を1日に「4回~5回」見るとその企業や製品/サービスに「ネガティブな印象を持つ」と回答しました。また、印象の悪いSNS広告の特徴は、「過剰な購買煽りがある」が最多となったそうです。

調査は2023年11月にインターネットで実施されました。

調査によると、SNSを閲覧する中で、全体の7割強が「1日あたりの広告接触回数が多いと感じる」(非常にそう感じる46.8%・ややそう感じる27.9%)と回答しました。

また、「1日に最もよく見る広告の種類」については、「エンターテインメント関連(映画、音楽など)」(21.6%)が最も多く、以下、「ショッピング関連(美容や衣服、家電など)」(14.4%)、「テクノロジー関連(スマートフォンやアプリなど)」(10.8%)が続きました。

そこで、SNSを閲覧する中で、「同じ広告を1日に何回見るとその企業や製品/サービスにネガティブな印象を持ちますか」と聞いたところ、「4回~5回」(29.7%)が最多となったほか、「1回~3回」(26.1%)、「6回~8回」(11.7%)などが挙げられました。

次に、「2週間以内に見たSNS広告のうち、覚えているものはありますか」と聞いたところ、「ある」は40.5%、「ない」が43.2%という結果になりました。

「2週間以内に見たSNS広告で覚えているものがある」と答えた45人に対して、「印象の良いSNS広告のメディアの種類」を複数回答可で聞いたところ、「YouTube」(35.6%)や「Instagram」(35.6%)、「X(旧Twitter)」(26.7%)などが上位となりました。

さらに、「印象の良いSNS広告の特徴」についても複数回答で答えてもらったところ、「短時間でインパクトがある」が42.2%で最多となったほか、「クリエイティブのクオリティが高い」が24.4%で続きました。

なお、自由回答では、「広告の表示回数が少ない」(21歳)、「パッと見てわかりやすい、嘘くさくない」(24歳)、「製品の特徴が分かりやすく表現されている」(25歳)といった意見が寄せられていました。

一方、「印象の悪いSNS広告の特徴」としては、「過剰な購買煽りがある」(57.8%)、「表示頻度が多い」(51.1%)、「表現が過剰」(46.7%)といった回答が上位に並びました。

自由回答では、「強引な文句と過度な誇張」(25歳)、「広告の時間が長い」(21歳)、「明らかに詐欺まがいな広告」(24歳)などの意見が見られたそうです。

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【出典】

▽株式会社オリゾ

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