地震で停電中、寒くても…屋内で絶対にしてはいけない 過去には一酸化炭素中毒で死亡事故も
「発電機は屋内では絶対に使用しないで」-能登半島地震にともなう停電を受けて、内閣府政府広報オンラインの公式X(ツイッター)アカウント(@gov_online)では、家庭用の自家発電機の利用について注意喚起しています。
同アカウントによると、屋内で発電機を利用すると、一酸化炭素中毒の危険があるとのこと。「運転中の発電機の排気には一酸化炭素が多く含まれており危険です。二次災害を防ぐためにも屋内では絶対に使用しないでください」と述べています。
一酸化炭素は無味無臭で極めて毒性が強い気体。同アカウントでは空気中の濃度が上がると吐き気やめまいなどの中毒症状が進み、「最悪の場合、死に至るなど身体に大きな影響を与える物質」と説明しています。
なお、内閣府の防災情報のページによると、2018年9月の北海道胆振東部地震発生後に、屋内で発電機を使っていた50代男性が死亡する事故があったそうです。「災害時に使用する製品については、平時に正しい使用方法をしっかり認識しておくことがとても大切です。家庭用自家発電機をお持ちの方は、今一度使用方法をご確認ください」と同ページ内でも呼びかけています。
出典:内閣府・防災情報のページ/【注意】停電時に潜む危険! 家庭用自家発電機の屋内使用による一酸化炭素中毒事故