ボンボン付きの毛糸の帽子、かわいいだけじゃありません! 冬の避難に役立てて…警視庁の投稿が話題に
てっぺんにボンボンが付いている、かわいい毛糸の帽子。冬の帽子の定番ですね。スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツに愛用している方も多いのでは。でも、なぜこんなかわいらしいボンボンが付いているのか知っていますか? 実は“防災面”から見ても優れたアイテムになることを警視庁警備部災害対策課の公式X(ツイッター)アカウント (@MPD_bousai)が紹介しています。
■頭をぶつけないように?
同アカウントによると、毛糸の帽子のてっぺんに付いているボンボンは「昔、水兵さんが船内の低い天井で頭をぶつけるのを保護するためにつけられた」という説があるそうです。
ボンボンが付けられている理由については諸説あり、「(目立つ色のボンボンを付けることで)海に落ちた時に目立ちやすくしていた」という説もあります。しかし、ふわふわとした見た目もあって「頭頂部を守るため」という説にはちょっと納得してしまいます。投稿へのリプライにも、「オシャレなだけかと思ってた」「飾りだけでは無いって事ですね」といった反響が寄せられています。
■非常用持出袋に入れて、冬の避難に役に立てて
同アカウントでは、ボンボン付き帽子を「非常用持出袋にも入れて」と、防災面での活用もオススメしています。先日発生した能登半島地震をうけて、非常用持出袋の内容を再点検しようと思っている方も少なくないと思います。あったかくて、頭の保護にもつながりそうなボンボン付き帽子を、冬の避難に活用するのもよいかもしれません。
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なお、同アカウントはこれまでに、冬の防寒対策として「ネックウォーマー」をおすすめしていました。首の動脈は太くて皮膚に近いところにあるため、首を温めると大量の血液が温まり、体感温度が上がるそうです。毛糸の帽子で耳や頭を温め、さらに首も温められれば、体温が逃げることもなさそうです。血行が良くなれば、肩こりや頭痛の予防にもなるでしょう。
出典:警視庁警備部災害対策課公式アカウント