防災バッグを見直し→「お湯はソーラン節で沸かせるし…」!? 謎の湯沸かし法がXでトレンド入り 被災地から「元気出ました」の声も
元日に発生した「令和6年能登半島地震」。震源地となった能登半島以外でも多くの地域で揺れが観測され、自宅の地震対策や防災バッグの中身をあらためて見直す人も多いようです。
そんな防災バッグにまつわる投稿が、Xで大きな注目を集めています。投稿者は2児の母であるmochiko(@mochiko419)さん。mochikoさんが住む地域では地震発生時、大きな横揺れが長い時間続きました。大きな被害はなかったものの、旦那さんと防災バッグの中身を見直すという話になり、以下のようにXに投稿をしています。
「災害リュック見直す話になって、液体ミルク買わないとねって言ったら『粉で良い』とか言う。『お湯はソーラン節で沸かせるし水は被災用に準備してるのがある』って言うんだけど液体ミルクがあればその水を他に回せるじゃん?一滴でも他に使えるなら液体ミルク用意したいよね?」
粉ミルクか液体ミルクで真剣に議論している最中に、突如現れた「お湯はソーラン節で沸かせるし…」という謎ワード。mochikoさんは「ソーラー」と打ったつもりが、誤変換で「ソーラン節」になってしまったようです。
投稿は瞬く間に拡散され、16万いいねがついたほか、「ソーラン節」がXのトレンドワードに入ったりと大きな反響を呼びました。投稿者のmochikoさんにお話を聞きました。
■「元気が出ました」とリプライが届き…
ーー投稿のときの状況は
「台風の時は度々防災グッズの確認をしていますが、8月に第二子が産まれてから赤ちゃんグッズ等を含めた防災グッズは準備していなかったので、この機会に準備しようとなりました」
ーー大きな話題となりました
「私の単純な誤字がこんなに拡散されると思いませんでしたが、皆さんから、特に数名の被災地の方から『元気が出ました』『気持ちが沈んでいましたが笑わせてもらいました』などのリプを頂き、私の誤字も捨てたもんじゃ無いなと思いました。
エコノミークラス症候群などもあるので、ソーラン節で身体を動かすのもいいかもしれません…!」
ーー最終的に防災バッグのミルクは
「液体ミルクと粉ミルクどちらも備える事にしました。賞味期限が近づく前に家で避難訓練を兼ねて飲んだりしたいと思います!」
◇ ◇
投稿のコメント欄では「一生懸命ソーラン節踊ってるとこ想像して笑った」などコメントが多数。
その一方で、被災時のミルクにまつわる意見も届いており、「被災地で授乳のたびにお湯は手に入らない、哺乳瓶を洗うことすらままならないので液体ミルクをお勧めします」「衛生面を考えて、アタッチメントを付けてそのまま飲める液体ミルクが良いと思います」と、多くのアドバイスが書き込まれています。
(まいどなニュース・門倉 早希)