水や食料よりも…優先してトイレを!ホームセンターが発信「車中避難に必要な備え」
2024年1月1日の能登半島地震を経て、防災への関心がより高まっています。Xでお役立ち情報を発信中の、カインズ公式「となりのカインズさん」(@cainz_san)では、「車中避難ACTION BOOK」として、車中避難の「課題」と必要な「備え」を紹介しています。
■車中避難に必要な5つの備え
災害が発生し、自宅にとどまれないと判断した際に、どこに避難するかは自身や家族の安全確保に直結します。カインズが紹介している熊本県の調査によると、2016年の熊本地震の際には、7割近くの人が車中避難を選択したといいます。車中避難は迅速な移動と比較的安全な空間を確保できる利点がありますが、エコノミークラス症候群などが原因の災害関連死につながったとも報告されています。
災害発生の直前・直後といった、国や自治体による支援が入るまでの間は、自ら家族と自身を守るための「自助」が求められるといい、カインズは「車中避難に必要な備え」として、以下の5つをまとめています。
▽①トイレを備える(※水や食料よりも先に必要!)
排泄は「待ったなし」で我慢することができません。熊本地震の際は発生後6時間以内に被災者の7割以上がトイレに行きたくなったと回答していたそうです。避難先でトイレが利用できない可能性を考え、携帯トイレを車に常備しておきましょう。日常のトラブルにも備えて、カバンに入れて持ち歩くのもおすすめです。
…トイレットペーパー、手指の消毒剤、簡易トイレ、ライト、蓋付きの容器などの準備も必要
▽②食料(栄養)を備える
普段食べているものを多めに備えることが大切。また、「子どもの笑顔の栄養」のためにもお菓子を用意しておきましょう。
…レトルト食品(エネルギー)、缶詰(タンパク質)、野菜ジュース(ビタミン類)などの準備も必要
▽③口の中を清潔に整える
歯ブラシは普段使っているもの(歯ブラシ・歯間ブラシなど)だけでなく、水が使えない時用のもの(口腔用ウェットテッシュ、液体歯磨きなど)も揃えておくと良いそうです。
▽④水分補給と適度な運動
窮屈な姿勢や水分不足は「エコノミークラス症候群」のリスクを高めます。軽い体操やストレッチ運動に加えて、ゆったりとした服装をするなどの工夫もしましょう。
▽⑤安全な場所で睡眠を備える
睡眠の質の低下は心の不調につながるので、快適で安全な睡眠環境を整えることが重要です。季節に応じて暑さ・寒さ対策を行い、防犯やプライバシー確保もしっかり行いましょう。また、「一酸化中毒」にならないよう対策することが求められます。
そのほか「車中避難用備蓄リスト」として、車に常備しておくとよいもの・避難する際に自宅から持ち出すとよいもののリストもまとめられています。
▽出典:カインズ公式「となりのカインズさん」X/車中避難時に必要な「アクション」と「ポイント」
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