高校生のみなさんは、「恋愛や結婚観」についてどのような意識を持っているのでしょうか。ジブラルタ生命保険株式会社（東京都千代田区）が、全国の15～18歳の高校生男女4500人を対象に「高校生の意識」に関する調査（2023年）を実施したなかで聞いたところ、約4割の高校生が「現在、恋愛（片想いなど好きな人がいる場合を含む）をしている」と回答しました。また、7割強の高校生が「将来、結婚したいと思う」と回答したそうです。

調査は2023年11月にインターネットで実施されました。

まず、全回答者に「これまでに、恋人がいたことはありますか」と聞いたところ、「ある」は52.2%、「ない」は47.8%となりました。「恋人がいたことがある」と答えた割合を男女別にみると、男子は51.3%、女子では53.1%となっています。

さらに、学年別にみると、1年生は48.8％、2年生は52.8%、3年生は56.8%と、学年が上がるにつれて、恋人がいたことがある割合が高くなっていました。

また、「現在、恋愛（片想いなど好きな人がいる場合を含む）をしている」と答えた人は43.3%、「していない」は56.7%となり、男女別では、男子の45.6%、女子の41.0%が「現在、恋愛（片想いなど好きな人がいる場合を含む）をしている」と答えています。

さらに、「現在、恋人がいる」と答えた高校生は18.3%、「いない」は81.7%となり、現在恋愛している人の割合（43.3%）と比べて、25pt低くなっていることから、好きな人や気になる人がいるものの、実際に恋愛関係にまで発展しているケースは多くないことがうかがえました。

「現在、恋人がいる」と答えた割合を男女別にみると、男子は20.3%、女子は16.3%となりました。また、学年別では、1年生は15.1％、2年生は18.9％、3年生は22.5%という結果になっています。

ちなみに、SNSなどでよく見聞きする“蛙化現象”については、全体の22.8%が「蛙化現象を経験したことがある」と回答。男女別では、女子が30.0%と、男子（15.5%）の約2倍になりました。

次に、「結婚」について調査をしたところ、全体の74.6％が「将来、結婚したいと思う」と回答しました。さらに、「結婚をしたい年齢」については、「25歳」（34.7%）が最多となり、平均は「25.2歳」でした。

これを男女別にみると、結婚したい年齢の平均は、男子が「25.4歳」、女子が「25.1歳」となりました。なお、厚生労働省発表の2022年人口動態統計月報年計（概数）の概況では、平均初婚年齢は男性が31.1歳、女性は29.7歳となっており、今の高校生は統計データの平均よりも若い年齢を結婚適齢期と考えていることがうかがえました。

また、「将来、子どもをほしいと思いますか」と聞いたところ、「思う」は68.8%、「思わない」は31.2%となりました。

これを都道府県別にみると、「将来、子どもをほしい」と思う人の割合は、「熊本県」（85.5%）が最も高くなったほか、「宮崎県」「沖縄県」（いずれも79.5%）が続く結果となったそうです。

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【出典】

▽ジブラルタ生命調べ