恋人がいない20代「恋愛はしたいけれど、積極的に恋活はしていない」 積極的になれない理由は?
マッチングアプリ『with』を手掛ける株式会社with(東京都渋谷区)は、このほど「20代の恋愛」に関する調査結果を発表しました。同調査によると、恋愛パートナーがいない20代の半数は「恋愛をしたい」と感じているものの、そのうちの約8割は「積極的に恋活をしていない」ことが分かりました。また、恋活に積極的になれない一番の理由は「自分に自信がない」だったそうです。
調査は、恋愛パートナーがいない/現在、恋愛意向はあるが、積極的な恋活ができていない/X(旧Twitter)、Instagram、Facebook、TikTokなどのSNSを頻繁(1日複数回)に使用している全国の20~29歳の男女を対象として、2023年8月にインターネットで実施されました。
まず、スクリーニング調査として、「恋愛パートナーがいない」と答えた4380人に「恋愛をしたいと思いますか」と聞いたところ、約2人に1人が「恋愛したいと思う」(48.9%)と回答。その一方で、「恋愛したいと思う」と答えた2142人のうち、約8割が「積極的に恋活していない」(76.7%)ことが分かりました。
そこで、「恋愛をしたい」と感じているものの、「積極的に恋活をしていない」と答えた1000人に対して、改めて調査を実施。まず、「恋活に積極的になれない一番の理由」を教えてもらったところ、「自分に自信がないから」(52.1%)が最多となりました。
続けて、「恋愛において、自分に自信がある方だと思いますか」と聞いたところ、「自信がある」と答えた人はわずか12.2%に留まり、9割近くが「自信がない」(87.8%)と回答。なお、「自分に自信が持てない理由」としては、「顔や身長などの外見」(43.1%)最多となったことから同社は、「それこそが"恋愛控え"の最も大きな原因と考えられます」とコメントしています。
その一方で、「長期的な交際を見据えた真剣なパートナー選びの際、最も重視すること」では、「価値観の一致」(75.5%)が圧倒的に多く、次点の「顔や身長などの外見」はわずか11.8%でした。
この結果について同社は、「20代の中で『自分に自信がない部分』と『相手が自分に求めている部分』の違いが生じている」と分析しています。
また、「恋愛より優先度の高い趣味がある」と答えた人は全体の62.9%。そのうち、「自身の趣味を理解(許容)してくれるパートナーがいれば欲しいと思う」と答えた人は96.0%と、多くの人が趣味を理解してくれるパートナーであれば一緒にいたいと思う傾向が見て取れたことから同社は、「20代で『趣味に時間を使いたいから』という理由で恋愛を敬遠している人も、趣味を許容してくれる人に対する恋愛意向は高いと言えます」と述べています。