年末年始の帰省では、親や親戚と結婚や出産、子どもについて話題になりがちです。タメニー株式会社（東京都品川区）が、全国の25～45歳の未婚男女391人を対象に「地方移住婚」に関するアンケート調査を実施したところ、帰省した際に親や親戚から言われたことは、「結婚するつもりはあるのか聞かれたことがある」が最多となりました。

調査は2023年12月にインターネットで実施されました。

未婚の男女391人に「親や親戚から結婚や出産について何か言われたことがありますか」と聞いたところ、「結婚するつもりはあるのか聞かれたことがある」（16.6％）、「恋人はいるのか聞かれたことがある」（11.8％）、「結婚を急かされたことがある」（8.2％）といった回答が上位に並びました。

年代別にみると、特に30代は「恋人はいるのか聞かれたことがある」（13.9％）、「結婚を急かされたことがある」（9.3％）、「結婚相手の条件について言われたことがある」（7.7％）、「孫の顔が見たいと言われたことがある」（6.2％）、「子どもは多い方がいいと言われたことがある」（2.1％）の5項目で、20代・40代より高い割合となっていました。なお、回答者からは以下のようなコメントが寄せられました。

▽「ずっと1人で生きてくつもり？大変やで」と言われた（40代女性）

▽「いい人いないの？」と聞かれたので、「その時になれば」と答えた（20代男性）

▽祖父に会うたびに、「交際相手はいないのか？」などの質問をされる（20代女性）

▽親戚が集まっていたときに「結婚する気あるの？」と叔母さんに聞かれた（20代女性）

▽「相手はいないの？」「子どもが欲しいなら早い方がいいんじゃないの？」などと聞かれる。「誰でもいいならすぐにしてる」と答えておく（30代女性）

▽30歳になったころ、お見合い写真を見せられてお見合いを勧められた。でも40歳を超えた今は全くない（40代女性）

▽親に「こういう婚活サイトがあるから行ってみない？」と言われて、いやだと答えた（40代女性）

▽「年下の従兄弟に比べて結婚が遅い」「孫の面倒を見るなら早い方がいい」「自分の知り合いの子どもだから、お前の相手には相応しい」。全て母親からの価値観の押し付けに困っている。言い返しても聞く耳持たないので、黙って聞き流している（30代男性）

▽従妹の中でも一番年下で、周囲はみな結婚・出産しているので圧が強い。特に、子どもを持てなかったおばさんから「早く結婚して一緒に暮らせば、私みたいにはならないから」と心配されている（30代女性）

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昨今、婚活の一つとして、結婚相手と移住先を同時にサポートする「地方移住婚」という取り組みが注目を集めています。

そこで、全国の未婚男女1408人を対象に「地方移住婚」についてあらためて調査をしたところ、「興味があり、希望の移住先がある」は5.7％、「興味があるが、移住先の希望は特に決まっていない」は11.3％、「興味があるが、移住先は実家の近くを希望する」は6.0％となり、これらを合わせると23.0％の人が「地方移住婚に興味がある」と回答したそうです。