新聞紙だけでご飯が炊ける!…驚きのアイテム「魔法のかまどごはん」に注目集まる 「神製品」「防災用に」「震災の支援で使えそう」

能登半島地震を受けて、防災への関心が高まっていますが、電気やガスがなくても、「新聞紙を燃料にしてごはんが炊ける」という驚きの商品「魔法のかまどごはん」がSNSなどで注目を集めています。棒状にねじった新聞紙をかまどに投入していくだけで、簡単に炊飯ができるといい、「これは神製品」「災害用に備えて欲しくなった」との声がみられます。製造販売元のタイガー魔法瓶に聞くと、実際に1月以降、製品の受注件数も増えているそうです。

「魔法のかまどごはん」は2023年10月に販売が始まりました。おおよそ新聞紙1部(36ページ分)では3合のお米が炊けるといわれています。かまどに2つの穴が空いているのが特徴で、1枚ずつ「棒」の状態になるようねじっておいた新聞紙を、炊飯中は左右交互に入れていきます。着火時は1分半間隔で入れていきますが、後に1分間隔と短くすることで、炊飯に欠かせない「はじめチョロチョロ、なかパッパ」の火加減が再現できるそう。アウトドアのキャンプの場ではもちろん、自然災害で電気やガスが使えない状態でも活用できます。

薪などを使った炊飯と比べて、手順が簡単で、失敗しにくいことも、商品の注目度を高めており、ネットには「震災の支援で求められるのはこういうものかもしれない」「避難所にぜひ用意したい製品」との声もみられます。

タイガー魔法瓶の広報担当者によると、同製品は発売からわずか1カ月ほどで年間目標台数を上回るほどの受注を受けており、増産体制に入っていたとのこと。また能登半島地震後は、昨年12月の週間平均と比較して、販売数が「約1.5~2倍に増加」していたといい、世間での注目の高まりを実感しているそうです。

また震災前からも同社には「防災用に購入した」との声が寄せられていたといい「電気やガスが止まってしまった時に役に立つ」「災害時に物資は品薄になるが、新聞紙は手に入ると思う」「防災用に一つ持ってると安心」といったコメントが届いていたようです。

同製品を企画した、同社「魔法のかまどごはん」のプロジェクトリーダーである村田勝則さんは、以下のようなコメントを寄せています。

「この度の地震により被災された皆様ならびにご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。魔法のかまどごはんは、『いつものごはんが、もしものごはんになる』というコンセプトで、アウトドアや万が一の防災用品としても、温かくておいしいごはんが食べられるようこだわって開発した商品です。不安が続く環境の中でも、少しでもほっとできる団らんの時間を届けられたら幸いです」

同製品はオンラインストアや、各種ネットショッピングサイトに開設されているタイガー魔法瓶の公式ストアで購入することができます。なお、使いかたや詳しい情報は、公式サイトやYouTubeなどでも紹介されています。

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▽出典

・タイガー魔法瓶公式インスタグラム/電気やガスを使わないのにごはんが炊けちゃう!アウトドアにも最適「魔法のかまどごはん」

・「魔法のかまどごはん」KMD-A100 - タイガー魔法瓶WEBサイト

・Youtube/魔法のかまどごはん 使いかた

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