コートみたいに「毛布を着る方法」…寒さ対策で警視庁が伝授 「着物みたい」「ホントに暖かい」
能登半島地震の被災地では、厳しい寒さの中、多く人たちが避難生活を余儀なくされています。防災に役立つ情報を発信する警視庁災害対策課の公式Xアカウント(@MPD_bousai)では、寒さを防ぐための「毛布の活用術」を投稿。まるでコートのように「毛布を着る方法」を紹介しています。
▽起きている時も暖かい!毛布を着る方法
①毛布の端を30㎝くらい折り、そのまま羽織る
②毛布の裾を調整し、下半身が包まるように左右の端を合わせる
③紐などで腰の部分を縛る
④一度、上半身の毛布を下に垂らす
⑤紐で縛った部分より上をふんわりと羽織る
…下半身を包む際は「しっかりと包む」ことがポイントだそうです。上半身は「空気を含ませる」ようなイメージで、空洞を作るようにすると暖かいとのこと。
羽織った姿の写真には、どことなく雅な雰囲気を感じる人も多く、コートというよりも「着物みたいに見える」「和服を着るイメージです」といった声が寄せられています。また「これ、良くやってます。ホントに暖かいです」と、実体験によるコメントもありました。
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なお、同アカウントでは毛布をつかった「救急法の保温要領」も紹介しています。
▽「救急法の保温要領」保温効果抜群な毛布の使い方
①段ボールなどの上に毛布を敷く
②毛布の上端と頭の位置を合わせた状態で寝転ぶ
③左右片方ずつ毛布で体を包み、顔が出るように折る
…この方法で寝ると、床からの冷気を防げるそう。毛布を包む際には、なるべく首元に隙間がないようすると「保温効果アップ」が期待できます。もしジャンパーなどの衣類があれば、さらに毛布の上に掛けたり、毛布が足りていない部分を覆ったりすることもおすすめのようです。また、毛布がもう一枚ある場合は掛布団のように使うことで「効果が倍増する」と説明しています。
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主に就寝時に使う「毛布」ですが、災害時などの避難生活において寝ている時以外にも使えると嬉しいもの。より暖かく過ごすためには、救急法に基づく毛布の使い方も実践してみると良いですね。
▽出典:警視庁災害対策課公式X/毛布の活用法