時短レシピで助かる食材 3位野菜 2位タマネギ 1位は?

みなさんは、食事の調理にはどのくらいの時間をかけていますか。週4回以上料理をする(1食=1回)全国の20~40代の男女600人を対象に「調理時間の実態と時短への意識」に関する調査を実施した結果、“時短”だと思う調理時間は「17分」でした。一方、調理にかけている時間は夕食で「38分」となったそうです。

トレンダーズ株式会社(東京都渋谷区)が運営するWEBメディア『おうちごはん』が、2023年11月にインターネットで実施した調査です。

まず、「調理時間が何分以内だったら“時短”だと思いますか」と聞いたところ、平均「17分」という結果となりました。さらに、「実際に調理にかけている時間」については、平日の朝食で平均「9分」、昼食は平均「10分」、夕食は平均「37分」という結果となりました。

他方、休日では、朝食が平均「11分」、昼食が平均「17分」、夕食が平均「38分」となり、“時短”だと思う時間と夕食に実際に調理にかけている時間とでは、平日・休日いずれも20分程度の差があることが分かりました。

次に、「時短調理のために工夫していること」を複数回答で教えてもらったところ、「電子レンジの活用」(57.7%)や「冷凍食品の活用」(55.7%)に回答が集まったほか、「レトルト食品の活用」(44.3%)といった回答も挙げられました。

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なお、同調査では、時短レシピに関するInstagramの投稿(サンプル数=8490、データ抽出期間:2021年11月~2023年9月)の発話内容からキーワードを抽出し、独自手法で時短レシピに使われる食材や調味料、アイテムなどの傾向を分析しています。

その結果、「時短レシピに使われている食材」は、1位「卵」(9.2%)、2位「玉ねぎ」(7.7%)、3位「野菜」(4.4%)など、どんな料理とも相性が良く、幅広くアレンジしやすい食材が上位にランクインしました。特に野菜は生でも加熱してもおいしく食べられ、保存に便利な冷凍野菜や、洗わずに使えるカット野菜などが時短にも繋がっていることから、近年の商品ラインナップも拡大しています。

また、「時短レシピに使われている調味料」は、1位「醤油」(14.5%)、2位「塩」(13.2%)、3位「砂糖」(11.2%)などが上位に。さらに、「時短レシピの味付け」では、「和風系」(45.9%)がダントツとなりました。

これらの結果について同メディアは、「醤油や砂糖、酒、みりんはどの家庭も常備していることが多く、和風系の味付けなら特別な調味料を買い揃える必要がありません。複雑な調理をせずとも味が決まりやすいことが時短に繋がっていると考えられます」と推察しています。

最後に、「時短レシピに使われているアイテム」は、「フライパン」(16.3%)と「電子レンジ」(10.3%)が上位を占めました。「フライパン」については、「焼く」「炒める」などパッと作れる調理に使うのはもちろん、「ワンパンパスタ」をはじめフライパン1つで作れる「ワンパンレシピ」も人気のほか、「電子レンジ」は下ごしらえに使うほか、電子レンジだけで料理が完結する「レンチンレシピ」もあり、「レンジで一発」というキーワードと共に多くのレシピが投稿されています。

調査結果を踏まえて同メディアは、「昨今はより手軽で簡単なレシピが求められており、共働き世帯が増えてライフスタイルが多様化していく中で、そのニーズはますます増加していくことが予想されます」と説明。

その一方で、「健康や節約への意識も高まっていることから、時短・簡単であることだけでなく、栄養面や食費面でのニーズも満たしてくれるようなレシピが求められていくと思われます」とも述べています。

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