ツイッターもジャニーズも「もうないよ」 昏睡状態から目覚めた人に2023年を説明するコントが話題「激動の1年すぎる」
YouTubeチャンネル「スケッチブック」が公開した風刺コント「2023年を1年間昏睡してた人に説明する」が話題になっています。主人公ケンタは不慮の事故により昏睡状態に。しかしお見舞いに訪れた友人の前で1年ぶりに目を覚まします。「いててて…一体、何が?」。友人は「落ち着いて聞いてくれ」。世界では戦争が続き、国内では企業不祥事が。ツイッターはXになり、ジャニーズ事務所も社名変更。ケンタは驚きます。「寝ている間にそんなことが…なんてこった…」
■「ツイッターはもうないよ。今はXって呼ぶの」
コントの一場面です。
ケンタ「あ、そういえば車を修理に預けてたんだった。近所のビッグモーターに取りに行かないと」
友人「(あっ!と息を飲んで)わざと傷とかつけられてないといいけどね…」
ケンタ「は?何言ってんの?修理屋がそんなことするわけないじゃん」
友人「みんなそう思ってたんだけどね」
(中略)
友人「ツイッターはもうないよ。今はXって呼ぶの」
ケンタ「はあ!?ツイッターがなくなったってどういうこと!?」
友人「イーロン・マスクの気まぐれ」
ケンタ「もうイーロン・マスク、本当に嫌」
動画は多くの視聴者を引きつけており、「こんな笑い好き」「めちゃくちゃ笑ったけど、全部本当に起こったことなんだよね」「2023年って本当にいろいろありすぎた」「たしかに2023年は説明するのが大変」「激動の1年すぎる」「2024年の年始にはもっと驚くことが」などの感想が次々と寄せられています。
■シリーズは3作目、「毎回視聴者から好反応」
スケッチブック代表、Taiyaki(たいやき)さんは日本生まれ、アメリカ育ち。現在は東京を拠点に、フリーランスの映像ディレクターとして活動しながら、映画ブログ「SUPERBAD-ASS」も毎日更新しています。
風刺コントの活動は2020年6月から。2021年からはTikTokへの投稿も開始。フォロワー数は29000人を超えます。
「欧米のコメディ番組や映画では社会風刺や政治批判を積極的に取り入れているのに、日本のお笑いでは政治的なネタや社会問題を取り扱うことをタブー視する風潮に違和感を感じ、スケッチブックの活動を始めました」(Taiyakiさん)
昏睡していた人に1年間の出来事を説明するシリーズ1作目は、2022年1月公開の「2019年から昏睡してた人に、この2年間を説明する」。今回が3作目です。同シリーズの脚本、演出、出演、動画編集は全てTaiyakiさんが一人で手がけます。ケンタと友人もTaiyakiさんによる一人二役です。
「他のコントでは役者の方やスタッフの方たちを入れて撮影することが多いですが、どのコントでも脚本、演出、編集は自分で行なうようにしています」(Taiyakiさん)
ネット上には早くも、2024年版の公開を望む声も。
「毎回視聴者からの反応がいいので、可能な限り毎年続けていきたいと思っています。私が作ったコントで笑ってもらいつつ、社会や政治について興味を持ち、考えるきっかけになればうれしいです」(Taiyakiさん)
(まいどなニュース・金井 かおる)