「ダンボール箱でトイレを作ってみました」警視庁が手順公開 「ウォシュレットとまでは言えませんが…」簡易のアイデアも
能登半島地震を受けて、多くの方が避難所での生活を余儀なくされています。「トイレの不足」が問題になっていますが、警視庁災害対策課の公式Xアカウント(@MPD_bousai)が、ダンボール箱を使って「実際にトイレを作ってみた」手順を公開し、注目を集めています。
同アカウントによると、材料や作り方は以下の通りです。
▽材料
ダンボール箱…2個(使用例:45×45×34cm)、ガムテープ、ビニール袋
▽作り方
①部品(箱を2等分、蓋を4枚)に切り分ける。
②箱を横に倒して、蓋が側面に開くように置く。
③一般の便座と同じようなサイズの穴を上部に開ける。
※曲線は、ゴミ箱など筒状のものを使って下書きすると便利。
④部品の高さを本体に合わせU字型にして、側面から本体の中に入れ込む。
⑤穴の周囲を支えるように位置を調整する。
⑥蓋で便座を作成して、本体に取り付ける。
⑦部品の蓋を2枚合わせて本体に取り付けてトイレ完成。
⑧大きめのビニール袋を本体に、便座は用を足すのに必要な大きさのビニール袋を被せる。
同アカウントによると、ダンボール箱の大きさは座れる程度ならサイズは問わないとのこと。2つ用意しますが「同じ形状のものが便利です」としています。
投稿には「便利そう」「ダンボールなら座ってもあまり冷やっ!てならなさそうだから今の時期は特に良いかも」といったコメントが寄せられています。その一方で「強度が心配」という声もあり、「補強の枚数を増やしたり、使用前に何度か座って安全性を確かめてから使用されると安心ですね」との指摘もありました。
なお同アカウントでは、投稿にあわせて「簡易のウォシュレット!」とまでは言えませんが」としながらも、ペットボトルのキャップに小さな穴を複数開けることで、水をシャワー状態に出せるアイデアも紹介。あわせて活用できそうです。
▽出典:警視庁災害対策課公式X/ダンボールでトイレを作ってみた