「手で持つより楽に運べます」警視庁伝授‥安全な「水の運び方」 ゴミ袋とリュックを活用

能登半島地震では水道に甚大な被害が生じ、発生から2週間以上たった現在で広い範囲で断水が続いているといいます。バケツやポリタンクの準備がなく、生活に欠かせない「水」を給水地点から避難場所までどのように運ぶべきか困っている人も多いのではないでしょうか。警視庁災害対策課の公式Xアカウント(@MPD_bousai)が発信している「楽に“たくさんの水”を運ぶ方法」が注目を集めています。

■ビニール袋だけでは破れてしまうから…

水を運ぶ際にビニール袋を使うこともあるかもしれませんが、それだけでは水の重みで袋が破れてしまうことがあるのだそう。同アカウントでは水がいっぱい入りそうなゴミ袋を2重にし、空のリュックサックを使う方法を紹介しています。

   ◇   ◇

▽準備するもの…リュックサック、ゴミ袋2枚

▽方法

①空のリュックサックの口を上の方だけ開け、ゴミ袋1枚を広げて入れる。

②もう一枚のゴミ袋もリュックサックの中に広げて入れる。

③内側の袋に水を入れる。

④水が溜まったら内側のゴミ袋の口を縛って閉じる。

⑤外側のゴミ袋の口も縛って閉じて完成。

   ◇   ◇

同アカウントによると、このようにすることで「手で持つよりも楽に運べます」とのこと。背負うかたちなので、「両手が使えて安全」なのも嬉しいポイントです。リュックサックのサイズを大きくすれば、より大量の水が運べるようになるでしょう。

投稿には16日までに1万を超す「いいね」が集まっており、「確かにこれなら楽に安全に運べそう」「簡単だけど思い浮かばなかった」といったコメントが多く寄せられています。

また「空の段ボール箱にビニール袋を付けて、それをバケツ代わりにする方法もあります」という声や、「ビニール袋に入れた水の運用には、ペットボトルの上部をラッパ状に切り取ったものにビニール袋を通すと注ぎやすくなります。

切り取る時ささくれができると袋が破れます。可能であれば、テープなどで保護すると良いです。使いかけの場合も、キャップができるので便利です」といったように、袋に入れた水を使うときのアイデアを紹介する人もいました。

▽出典:警視庁災害対策課公式X/簡単に大量の水を運ぶ方法

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