小学生にとって、もっとも長く付き合うことになるアイテムが「ランドセル」です。そこで、小学生以上の子どもがいる全国の男女676人を対象に「ランドセル購入時の失敗」に関する調査を実施したところ、ランドセルの購入に関する失敗は「色選び」や「値段」に回答が集まりました。また、ランドセルの購入で失敗しないための対策については、「先輩たちの声を参考にする」「子供の好みを優先する」といった意見が寄せられたそうです。

株式会社NEXER（東京都豊島区）が運営する『日本トレンドリサーチ』とランドセル専門メーカーの『ララちゃんランドセル』が共同で、2023年12月にインターネットで実施した調査です。

調査によると、子どもが小学校に入学する際、全体の89.6％が「ランドセルを購入した」と回答。そのうち、「ランドセルの購入に関する失敗がある」と答えた人は7.9％でした。

そこで、「ランドセルの購入に関する失敗がある」と答えた48人に「どのような失敗でしたか」と複数回答可で聞いたところ、「色選び」「値段」（いずれも27.1％）が最多となったほか、「重さ」（25.0％）といった回答も挙げられました。回答者からは以下のような失敗談が寄せられています。

▽出遅れて好みの色がなかった（50代男性）

▽好みの色を買ってあげれば良かった（50代女性）

▽百貨店で買ってから別の店舗を見に行ったら同じ商品が安く売っていた（50代男性）

▽幼稚園で進められるままに購入したので割高だった（40代男性）

▽ベルトの首のところが動くのが売りのランドセルは、髪の毛が挟まって痛そうだった（50代女性）

▽義父が購入してくれるというので口を出さずにいたら、本革だけどとても重いランドセルに決まった（50代女性）

▽田舎なので、購入できる場所（店）がほかになく、一箇所だけで決めて購入したこと。保証などは無視してでも違う店でも色々決めてみたかった（40代女性）

また、ランドセルの購入で失敗しないために「”こうすれば良かった”と思う事がある」と答えた人は89.6％。具体的な意見として以下のようなコメントが寄せられました。

▽先輩たちの声を参考にする（50代女性）

▽6年間使うものなので子供の好みを優先した方がよかった（50代男性）

▽買う前に本人に背負わせて、問題ないかを確認する（50代男性）

▽ぎりぎりまで買わずに、売れ残りをセールで買えば良かったと思う（50代女性）

▽好きな色やデザインのランドセルを購入したかったら、できるだけ早い時期に購入するのが良いと思う（50代男性）

▽一つの店で決めない。試着で背負う時に、空のランドセルではなく中身が入った状態の重さで、本人に背負わせて歩かせてみる。まわりのラン活ムードに流されすぎない（40代女性）