『ブギウギ』不思議なこの歌「コペカチータ」で舞台は大盛りあがり!?…息ピッタリ・絶妙コンビになった「タナケン・スズ子」が見せる新境地
今週放送された『ブギウギ』第16週「ワテはワテだす」では、スズ子(趣里)が喜劇王・タナケン(生瀬勝久)とタッグを組んで新境地の舞台に挑む姿が描かれた。本日1月19日放送の76話では『舞台よ!踊れ!』の初日の模様が描かれ、音楽監督をつとめる羽鳥(草彅剛)がスズ子のために書き下ろした新曲「コペカチータ」が披露された。これまでの曲とはまた毛色の違う「コペカチータ」と、スズ子とタナケンのコンビネーションについて、制作統括の福岡利武さんに聞いた。
■『コペカチータ』はちょっと変わった面白い曲
「『コペカチータ』は舞台のシーンを撮りながら、そのまま歌を撮るという手法をとりました。劇中劇『舞台よ!踊れ!』はドタバタ喜劇で、お芝居の流れで歌う『コペカチータ』は、歌詞で「不思議なこの歌」と言ってるぐらい、ちょっと変わった面白い曲。作曲者の服部良一さんのユーモアが存分に注入されて、また『新しいことをやっていこう』という気概が感じられて、僕もとても好きな曲です」
■生瀬勝久と趣里の息はぴったり。ボケとツッコミの間合いの妙
今週から登場した、エノケンに“よく似た”タナケンを演じる生瀬勝久と、スズ子を演じる趣里のコンビネーションについてたずねると、
「お互いに通じ合うものがあったのか、お2人の息はぴったり。舞台演劇出身でいらっしゃる生瀬さんは自由にノリノリでタナケンを演じてくださいました。稽古の最初のうちはなかなかうまく噛み合わなかったタナケンとスズ子でしたが、スズ子が『ワテはワテだす』という気づきを得て、自分らしく演じると決めてから2人に化学反応が起きて、すごく弾けた舞台になりました。
また、ツッコみどころたっぷりのタナケンにスズ子がツッコんでいくシーンは見どころです。ボケとツッコミの『間合い』って、しっかりと『おかしみ』が出ないとならないので、とても難しいと思うのですが、生瀬さんと趣里さんの細かい表情と間が素晴らしいです」
と、太鼓判を押した。「タナケン・スズ子」の名コンビによる芝居に、今後も大いに期待できそうだ。
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『ブギウギ』
【出演】趣里 水上恒司/草彅剛 蒼井優 菊地凛子 生瀬勝久 小雪 水川あさみ 柳葉敏郎 ほか
【主題歌】「ハッピー☆ブギ」中納良恵 さかいゆう 趣里
【脚本】足立紳 櫻井剛
【音楽】服部隆之
【語り】高瀬耕造(NHK大阪放送局アナウンサー)
【放送時間】
▽NHK総合
毎週月曜~土曜 前8:00~8:15/(再)後0:45~1:00(※土曜は一週間を振り返り)
毎週日曜(再)前11:00~11:15
翌・月曜(再)前4:45~5:00(※日曜、翌・月曜は、土曜版の再放送)
▽NHK BS・NHK BSプレミアム4K
毎週月曜~金曜 前7:30~7:45
毎週土曜(再)前9:25~10:40(※月曜~金曜分を一挙放送)
(まいどなニュース特約・佐野 華英)