【大学受験】浪人生の経済的負担…自分で全額払う学生は15.5%

大学受験で浪人生の教育費用は、7割超が「親や親族が全額負担」している--そんな調査結果が、じゅけラボ予備校(大阪市北区)が実施した「浪人時代に利用していた教育サービスと費用負担」に関する調査で分かりました。一方で、「自らの学習サービス費用の全額を自分で支払った」と答えた浪人経験者は15.5%となりました。

調査は、浪人経験がある全国の19~26歳の男女330人を対象として、2023年12月にインターネットで実施されました。

はじめに、「浪人時代に利用していた学習サービス」を教えてもらったところ、圧倒的に「予備校」(62.7%)が最多となったほか、「オンライン講座・授業」(16.7%)、「個別指導塾」(14.5%)といった回答が挙げられました。

その一方で、「教育サービスは利用していない」(13.9%)、「通信教育」(10.3%)など、3割弱の人が、完全独学または限定的な独学支援の外部サポートを利用して宅浪で勉強していることが明らかとなりました。

次に、「学習サービスの料金の支払い」について調査をした結果、全体の73.2%が「親や親族が全額支払った」と回答し、親として子どもの将来を支える意志の強さとともに、経済的負担の大きさもうかがえます。

一方、自らの学習サービス費用を「自分で一部負担」(貯金9.2%・アルバイトや仕事で稼いだお金1.8%)した人は11.0%、「自分で全額負担」(貯金12.3%・アルバイトや仕事で稼いだお金3.2%)した人は15.5%となり、浪人経験者の約4人に1人が現実的な経済的制約とも向き合っていることがうかがえる結果となりました。

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