「お母さんがまた変なもの作りました!」目が光る「エレン・ハンガー」に衝撃 ハンドメイド家族の作品がすごい
「お母さんがまた変なもの作りました!
今回はエレン・ハンガー
もうそれにしか見えない!
目が光るギミックまである!」
人気漫画、「進撃の巨人」の主人公、エレン・イェーガーのハンガーを作ってしまったハンドメイドかぞく(@handmade_kazoku)さん。
そんなエレンの巨人化の姿をなんと!ハンガーで再現してしまうというとんでもないハンドメイドグッズがネット上で話題になりました。
「造形センスがすごい!」
「クオリティが高すぎる!」
「お母さん天才では」
「マフラーを干してくれてありがとう…」
投稿には、作中のセリフをオマージュしたコメントが相次ぎ、大きく盛り上がりました。投稿した、ハンドメイドかぞくさんにお話を聞きました。
ーーこのハンガーを作ろうと思ったきっかけは?
「作中で登場してから、ずーっと終尾の巨人を作りたいという思いがあったのですが、どんなふうに作るかという具体案が定まらず保留状態でした。
そんな時、夫婦で会話してるなかでお父さんが『ハンガーをつなげて作るのは?』と提案し、そこで家にある10連ハンガーのことをお母さんが思い出して、『これやー!!!!』となりました」
ーー制作にはどのくらいの時間がかかったのでしょうか?
「総制作時間は20時間ぐらいだと思います。粘土を乾燥させて削って、色を塗って等の工程があったので、作業を分け、1週間ぐらいかけました」
ーー特にこだわったポイントはどのあたりでしょうか?
「10連ハンガーの機能をそこなわないようにすることです。そのため、終尾の巨人のあばら骨の部分のみを表現することにしたのですが、ちゃんと一目見て伝わるように、エレンの頭の大きさや首、腕の骨の長さなどのバランスにとても気をつけて作りました。
もうそれにしか見えん!な仕上がりなのですが、実は造形を施したのはハンガーの1連目のみなんです!なので使わない時は、ちゃんと折りたたむことも可能です」
ーー具体的に材料は?
「家にあった子供用の10連ハンガー(たぶん西松屋で購入したもの)を土台に、石粉粘土(ラドール)、ハリガネ(100均)、エクステ(100均)、クリスマス用のLEDライト(100均)を使って制作しました」
ーー目が光るギミックは、どうやって?
「エレンの頭部分の粘土の中に、ガシャポンのカプセルを入れて一度形を作ったあと、粘土が乾いてから後頭部の粘土を削ってカプセルを取り出して、上半分のカプセルのみ頭の中に戻して、後頭部を空洞に作りました。
その後、目を削った部分をレジンで埋め、100均で購入したクリスマス用のLEDライトを仕込み配線コードは首の骨の中を通して、ハンガー上部にスイッチを配置しました。
当初、目を光らせる予定はなかったのですが、作業中に息子が『目ぇ光らせたらかっこいいやん!』と言ってきたのが即採用となりました!」
■過去作品には、「進撃の巨人」の襖絵も
ーー過去の作品含め、特にお気に入りの作品などはありますか?
「特にお気に入りの作品は、進撃の襖絵です。これは、コロナ禍真っただ中のゴールデンウィークにお出かけができないなか、娘がヒマーと言い出すのが目に見えていたので、何か家で楽しめることをと考えた時、家族で大好きな進撃の巨人の絵を娘と一緒に襖に描こうと思いついたものです。
元々お母さんが描いていたモンスターズインクの襖絵の上から子供達と白ペンキを塗って、ものすごく楽しく描き始めることができ、いいことを思いついたなーと思っていたのですが、完成までの道のりが長すぎて『なんて大変なことを始めてしまったんだ…』と何度も心が折れそうになりました。
休んだり描いたりを繰り返し、総制作日数670日をかけ無事14キャラが完成!女型の巨人を担当した娘も8歳で描き始め、10歳で完成と長らくかかってしまいましたが、最後まで頑張って描き切ってくれました!
かけた時間も大変さも過去イチなうえ、娘と一緒に1つの作品を描けたとても思い入れのある作品になりました」
最後にハンドメイドかぞくさんは、こう話してくれました。「進撃の巨人以外にもチェンソーマン、ドラゴンボール、スーパー戦隊など雑多に幅広くいろんなコンテンツのコスプレやファンアートをハンドメイドしています。
いずれも家族みんなが大好きなコンテンツなのでみんなで楽しみながらものづくりしています。こんなハンドメイドかぞくのことが少しでも気になった方はYouTubeやTikTokにもぜひぜひ遊びに来てください」
どの作品も、完成度が高くてワクワクしますね!これからもハンドメイド家族さんの作品に目が離せません。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・今田 哲平)