「子どもに手を出すな!シャー」威嚇しまくってた母猫→子育て終わると「ニャ~ン」スリスリごろごろ甘えん坊に
マミちゃん(推定5~7歳・メス)は、2022年6月、トコトコと岐阜県の保健所へやってきて敷地内にて出産。そのまま親子共々保護され団体経由で、愛知県在住のKさん夫妻のところにやってきた。
「夫婦二人の一戸建てで、空き部屋があったため、出産直後の猫親子を我が家で預かることになりました。猫の子育てが終わり、子猫は全員里親様の元へ行き、母猫のマミちゃんだけが残ることになりました。」
3匹の家猫と預かり子猫たちが自由に家中を遊び回る中、マミちゃんは家猫とも子猫たちとも相性が悪く、個室で生活した。
「譲渡会にも何度か出しましたが、大人猫はなかなか譲渡できず。団体へお返ししてもシェルターでケージ生活をさせることになるので、我が家の一室で自由に暮らせる方が良いと思い、2023年3月、わが家の家族になりました。」
■母性の塊、子猫がいなくなったら甘えん坊に
マミちゃんは、まだ子猫たちがいた頃、子猫を守るのに必死で、ケージやトイレの掃除、マミの餌やりごとにシャー!シャー!と怒った。
「母性の塊のような猫でした。革手袋とちゅ~るでマミを別のケージへ誘導して閉じ込め、その間に掃除などをしてました。マミは別ケージの中から、『うちの子に何する気!』と言わんばかりに暴れまくっていました。」
名前は、母猫だったのでマミーにちなんでマミにしたという。
子育て中は尋常じゃない威嚇ぶりだったマミちゃん。子猫がいなくなった翌日から、Kさんが部屋へ入ると、「待ってました!」と言わんばかりにスリスリごろんごろんの甘えん坊になった。
「もともとは甘えん坊だったみたいですね、以前は飼い猫だったのかもしれません。なぜこんなに甘えん坊で可愛いのに野良になってしまったのか。部屋を出ようとすると、私の大好きなへそ天をして、『行かないで~』とアピールします。お腹をナデナデぜずにはいられません。」
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)