目が合って、駆け寄ってきた子猫…抱き上げたら、しがみついて離れない! 大胆な甘えん坊は、そのまま“うちのにゃんこ”に
こむぎちゃん(5歳・メス)は2018年7月7日の夜、かなたさんと出会った。生後2カ月くらいだったという。
かなたさんは、普段は深夜にはコンビニに行かないのだが、その日はたまたま深夜に行った。その時、子猫の鳴き声を聞いた。あたりを探してみたところ、国道の側の空地の植え込みの中で泣き叫ぶ子猫を見つけた。
「呼んでみたら目が合って、足元に走ってきたので抱き上げました。すると、ぎゅっとしがみついて離れなくなったので、仕方なく自宅に連れて帰りました」
■鳴かないが、噛んで主張
かなたさんは、先住猫が虹の橋を渡ってペットロスになっていた。譲渡会にも行ってみて、いろいろ検討していた時だった。
「これも先住猫が呼んできたのだと思い、そのままうちのにゃんこにしました」
こむぎちゃんは、家に入った途端ご飯をもりもり食べて、かなたさんにじゃれてから寝た。
「さっきまで泣き叫んでいた子猫だとは思えないくらい結構大胆だったので、ちょっと驚きました。名前は茶トラだったので、こむぎにしました。」
こむぎちゃんは、猫らしい猫。気まぐれでわがまま。猫のイメージそのままだという。特徴は、とにかく鳴かないということ。ドアを開けて欲しい時も無言で待っている。無言で圧をかけるより鳴けばいいとかなたさんは思うが、鳴かない代わりに何か要求がある時は飼い主を噛んで主張する。
「親バカなので、痛いけど可愛い。最近は諦めたようですが、以前は飼い主を噛んで運ぼうとしていました、自分の大きさがわかっていないようです(笑)」
まだまだ元気いっぱいのこむぎちゃん。家の中を走ることが好きで走り回っているという。こむぎちゃんとの運命的な出会いのおかげで、いつの間にかかなたさんのペットロスは治ってしまった。
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)