茶トラ キジトラ サバトラ ムギワラ 猫の縞模様の種別 特徴をおさらい 性格と関係する説も

千葉県我孫子市を中心に野良猫のTNR活動や保護活動を行う団体・ねこ友会。これまで数多くの猫たちの命を救い、世話を続けてきました。ねこ友会には里親希望者さんとのマッチングを待つ複数の猫がいて、種類・月齢などは実に様々です。

公式サイトでは、それぞれの猫のバックボーンや特徴に加え、被毛の種別で紹介されていますが、特に縞模様の茶トラ、キジトラ、サバトラ、ムギワラといったものは、それぞれどんな違いがあるのでしょうか。

ここではその縞模様の被毛種別の代表例を紹介します。

■茶トラ

明るい茶色がベースの経路で、虎の毛並みに似た縞模様のラインが特徴。海外では「ジンジャーキャット」と呼ばれることもあります。

■キジトラ

黒と茶色の縞模様が鳥のキジの模様に似ていることからこう呼ばれています。よく漫画などで猫が描かれる場合もこのキジトラをベースにしていることが多そうです。

■サバトラ

シルバーをベースにした、魚のサバの模様に似ています。黒の縞模様が特徴です。

■ムギワラ

黒とオレンジ(茶色)の被毛に、黒っぽい縞模様が入っている猫です。キジトラの毛色を薄くしたような印象もあり、キジトラと間違えられることも。また、その大半はメスだとされています。

■被毛の種類により、性別や性格の傾向もある?

以上が猫の縞模様の代表例ですが、模様の入り方、色の濃淡などは猫ごとに異なり、変則的な猫もいます。また、それぞれの被毛によって性別、性格の傾向などが見られるのも猫の模様の興味深いところです。

諸説ありますが、一般に茶トラはオスのほうが多いと言われ、甘えん坊だったり、感情表現が激しかったりなどオス的な性格の猫が多いとされています。古くから日本に根付いていたキジトラは野生的な性格が多いとされ、警戒心が強いとも言われています。

サバトラは洋猫と日本猫との交配がルーツで、キジトラ同様警戒心は強い傾向がありながらも、日本に多い猫よりも活発な性格ともされています。ムギワラは、ほとんどがメスだとされ、気が強い性格の猫が多く人に馴れにくいと言われています。

もちろん、これらは全ての猫に当てはまるとは限りませんが、「被毛」は遺伝子が強く影響していることから、猫の「性格・性別の傾向」として、猫好きさんの間でよく論議される話ではあります。これから「保護猫を迎え入れたい」と考えている人は、被毛と性格を学び自身のライフスタイルに合う猫とのマッチングを目指すと良いでしょう。

ねこ友会が定期的に各所で実施している「譲渡会」では、里親さんが決まっていない様々な種類の猫たちが参加し、「ずっとのお家」を待ち望んでいます。こういった場にも足を運び、猫それぞれの被毛と性格を見学し、実際に触れ合ってみるのも興味深い経験になることと思います。

(まいどなニュース特約・松田 義人)

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