高校3年生に聞いた「受験が終わるまで我慢していたこと」 3位「アルバイト」、2位「趣味に没頭」
株式会社リクルート(東京都千代田区)が提供する進路情報メディア『スタディサプリ進路』は、全国の現役高校3年生を対象に「受験中の我慢」に関する調査を実施しました。その結果、受験が終わるまで我慢していた(している)ことは、「友達と遊ぶ」が1位となりました。また、進学先の入学までにやりたい・やろうとしていること用の平均予算は「4万6901円」でした。
調査は、同メディアの高校生エディターおよび公式LINE登録者598人(男子157人・女子425人・性別無選択16人)を対象として、2023年11月にインターネットで実施されました。
はじめに、「受験の終了時期」を教えてもらったところ、「すでに終了」(28.9%)や「12月」(15.2%)など、2023年中に受験を終えている高校生は44.1%となりました。
また、「受験が終わるまで我慢していた(している)ことがある」と答えた526人に対して、具体的な内容を複数回答可で聞いたところ、「友達と遊ぶ」(61.4%)が最多に。次いで、「趣味に没頭(ゲーム・マンガ・ドラマ・映画etc)」(54.9%)、「アルバイト」(36.1%)、「友達との旅行」(35.9%)などが続きました。
回答者からは、「”受験が終わった後にやりたいことリスト”をまとめてモチベーションにつなげていた」(女子)、「昼休みとか友達と話すのを我慢して自習時間をもっと増やす」(男子)、「友達の勉強時間を奪わないように友達と遊ぶのを我慢」(女子)「InstagramやYouTubeはアプリ自体消しました」(女子)などの声が寄せられ、自己抑制をしている様子がうかがえたほか、「友達と韓国旅行したかったけど相手の受験が終わってからご褒美として春に行こうと話し合った」(女子)、「友達とテーマパークに行くこと。勉強第一だから絶対合格してみんなで行こうって団結」(男子)など、ただ我慢するだけではなく先の約束をバネに互いを支え合う意見もみられました。
さらに、「進学先の入学までにやりたい・やろうとしていることがある」と答えた556人に対して、その予算を聞いたところ、平均金額は「4万6901円」となりました。
これは、同メディアが2023年6月に実施した「高校生お小遣い実態調査2023」のなかで発表した1カ月のお小遣い平均金額「4950円」の約9カ月分に相当するといいます。
回答者からは、「テーマパーク」や「推し活」「友達とSNSで見た映えるスイーツのカフェなどに行きたい!」といった声が多く寄せられたそうです。