「温厚だった主人が…」「浴室で『俺はもう疲れたよー』と叫んだ」 男性の更年期障害 パートナーの3人に1人が実感

シックスセンスラボ株式会社(福岡市中央区)は、全国の40歳以上の女性476人を対象とした「男性更年期」に関する調査を実施しました。その結果、約3人に1人が「男性更年期による配偶者やパートナーの変化」を感じていることが分かりました。また、配偶者、パートナーの変化についての対策は「特に対策はしていない」が最多となった一方で「声かけなどさりげなく配慮している」という回答も一定数みられたそうです。

調査は2023年12月にインターネットで実施されました。

調査によると、自身の配偶者、パートナーに対して「男性更年期と思われる変化を感じている」と答えた人は31.0%。この結果について同社は、「『男性更年期』という言葉の社会的な認知度を考えると、予想より高い割合になりました」とコメントしています。

さらに、男性更年期症状と思われる変化について、「具体的な症状」を複数回答で教えてもらったところ、「疲労感・倦怠感」(43.7%)、「不安・イライラ」(38.9%)、「筋力や身体機能の低下」(36.1%)、「記憶力・集中力の低下」(34.8%)などが上位に挙げられました。

また、「配偶者、パートナーは自身の変化に気がついていますか」と聞いたところ、「男性更年期との認識がないが変化は自覚しているようだ」(46.0%)という回答が半数近くを占めた一方で、「本人に自覚はない」(35.5%)も3割を超えました。

続けて、「配偶者、パートナーの変化は、あなたや同居する家族にどんな影響を与えていますか」と複数回答可で聞いたところ、「特に影響はないが、今後症状が進むと不安」(45.8%)が最多となったほか、「時々、対応に戸惑うことがある」(29.8%)、「家族関係がギクシャクする要因になる」(25.0%)といった回答も挙げられ、家族への影響が軽視できないことがうかがえました。

回答者からは、「浴室で『俺はもう疲れたよー』と叫んでいる」「もう少し女性と同じように更年期がある事を知らせてほしい」「今まで温厚だった主人が人が変わったようになることがあるので戸惑う」「本人(夫)も辛そうだし、私(妻)も辛い」「現実に身体に起きてることを認めて無理をしないこと」といった声が寄せられています。

そこで、「配偶者、パートナーの変化に対しての対策」を複数回答で答えてもらったところ、「特に対策はしていない」(45.0%)が最多となった一方、「声かけなどさりげなく配慮している」(29.6%)、「食事などに配慮している」(23.7%)といった回答も一定数みられたそうです。

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【出典】

▽シックスセンスラボ株式会社・PURAVIDA編集部調べ

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