入園・入学前準備で大変だったこと 「持ち物への名前付け」が圧倒的共感 「かなりの疲労感」「読めない字になった」
子どもを持つみなさんが、入園・入学準備で大変だったことにはどのようなことがあるのでしょうか。株式会社キングジム(東京都千代田区)が、全国の25~45歳の男女400人を対象に「新入園・新入学準備のお名前付け」に関する意識調査を実施したところ、約9割の人が「持ち物へのお名前付け」と回答しました。また、”お名前付け”が大変だったアイテムは「肌着などの衣服」が最多となったそうです。
調査は2023年12月にインターネットで実施されました。
はじめに、「入園・入学前の準備で、大変だと感じたこと」を複数回答で答えてもらったところ、「持ち物へのお名前付け」(87.0%)がダントツで最多となりました。ほか、「学用品などの購入」(51.0%)、「制服など通園・通学用の衣類の準備」(43.0%)、「通園バッグ・給食袋などの裁縫」(41.0%)といった回答もみられました。
回答者からは、「時間がかかり、かなりの疲労感」「自筆で書いたが、読めない、汚い文字になった」「面倒だが施設側の要望なので仕方ない」といった声が寄せられています。
続けて、子どもの持ち物に「”お名前付け”を開始した時期」を尋ねたところ、全体の42.8%が「入園・入学する年の3月(入学月の前月)」に開始していることが分かりました。
入園・入学シーズンは直前に持ち物リストが公表されることも多いため、時間がない中での準備や作業が多く、回答者からは、「早くすれば良かったと思っている」「育休明けは時間がないので、シールやはんこは必須」などの声が目立ちました。
次に、「”お名前付け”をするときに困った・不満だったこと」を複数回答で答えてもらったところ、「お名前付けする持ち物の数が多かった」(63.5%)、「お名前付けに時間がかかった」(41.3%)、「布などの素材に合わせて名前を付けるのに苦戦した」(30.0%)などが上位に挙げられ、時間的にも作業内容的にも困ったことが発生することが分かりました。
ちなみに、「”お名前付け”をした持ち物の点数」については、半数の人が「31個以上」と回答しており、多くの人が持ち物へのお名前付けで時間を取られていることがうかがえます。
回答者からは、「とにかく数が多くて大変」「小さすぎて名前が書くのが大変なものがたくさんあった」「素材や大きさよってはすぐに消えてしまったりして、あれこれ試しながら記入した」といった意見が寄せられました。
また、「お名前付けが大変だったアイテム」については、「肌着などの衣服」(54.5%)、「文房具」(34.3%)、「靴・上履き」(32.3%)などが上位を占めました。
回答者からは、「靴下の名前付けは書いてもすぐ消えるから大変」「巾着袋につけたワッペンが、洗濯すると何度も外れる」「算数セットの名前付けがすごく大変」「油性ペンでも洋服の種類によって、にじんで書きづらかった」といった意見が寄せられたそうです。
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【出典】
▽株式会社キングジム