インド語にも日本語にも見える!不思議なフォントが話題に インド食材専門店のポップ LINEスタンプも発売!?
インド語にも日本語にも見える不思議なポップがSNS上で大きな注目を集めている。
話題のポップは東京都内の蔵前、西葛西、新大久保に展開するインド食材とスパイスの専門店「Ambika veg & Vegan shop(アンビカ ベジ&ヴィーガンショップ)」のもの。
インド圏で用いられるデーヴァナーガリー文字のように文字の上部を横線で繋げてデザインしているのだが、よく見ると書いている内容は「ほかほかサモサあります」「おすすめ商品」「カレンダーさしあげています」など思いきり日本語。
なんとも味わいある独創的なこのポップに対し、SNSユーザー達からは
「これ書いてるの日本人なのかネパール人なのかパキスタン人なのかバングラデシュ人なのか気になる。日本人っぽい感じはあるけど、手書きPOP好きとしても、見応えあるなあ」
「読める!読めるぞ!サンスクリットかヒンディー(デーヴァナーガリー文字?)っぽい雰囲気の日本語。凄い。職人技やね」
など数々のコメントが。2ちゃんねる(現5ちゃんねる)創設者のひろゆきさんも「才能」と絶賛している。
■お店の人に話を聞いた
アンビカの担当者に話を聞いた。
ーーこういったフォントを考案されているのはどなたですか?
担当者:アンビカの日本人スタッフです。弊社では「Ambika(アンビカ) 文字」と呼んでいます。
ーー考えた経緯は。
担当者:アンビカショップの店内は日本語の情報が少なく、商品パッケージやプライスカードも英語表示のものがメインでした。店内に貼る日本語のプライスリストや商品の説明ポップを日本人スタッフがよく手伝って作ってくれて、その中で思い付きで書き始めたとのことです。
考案した本人からは「最初に書いたのは2018年ごろ、普通に手書き文字を書くと字の下手さも目立つし…インドのお店なので、漢字や日本語の文字がなじむようにインドっぽく書いてみようと思い、お店にある商品パッケージに載っているデーヴァナーガリー文字のフォルムを参考にして、余り紙にいくつか描いて棚に飾りました」とのことです。
ずっと棚に飾られていましたが、2020年ごろにポップを写真に撮ってSNSにアップしてくださったお客様がいて、大きな反響をいただいたことをきっかけにバリエーションを増やしてショップに設置するようにしました。今ではアンビカ文字は会社のカレンダーのデザインにも使用するようになりました。
ーーSNSの反響への感想を。
担当者:自社のSNSに自分で載せても5いいねくらいしかつかないのに、お客様がご紹介して下さると大反響があるので、みなさんの力を感じます…本当にありがたいです!!また、ポップが注目されたことで当店を知ってもらえて、商品に興味を持って下さった方が実際にお店に来てくださったりして、「商品を見てもらいたい」から設置したポップが役割をしっかり果たしてるのが一番うれしいです。
◇ ◇
ポップの現物は店舗に行かないとお目にかかれないが、このテイストがお好みの方にはアンビカ公式LINEスタンプ「インドっぽい ひらがな 手書き文字」がオススメ。ぜひ日常の会話にインド風のスパイスを加えていただきたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)