すっぴんでも「格好悪くなんかない」 VIVANT監督&入社4年目が手掛けるTBSドラマ「すっぴんヒーロー」2月24日放送

 タレントの丸山礼さんが初めて主演を務めるTBSドラマ「すっぴんヒーロー」が2月24日、放送されます。丸山さん演じる主人公は、スーパーの店員として働きながら、町の平和を守る正義の味方。しかし変身すると、最強のパワーと引き換えに、すっぴんスウェット姿になってしまうのです。正体を頑なに隠しながら戦ってきましたが、ある日、町の交番に赴任してきたさわやかな警察官に一目惚れ。責任感と乙女心で揺れ動く主人公がとった行動とはーー。

■きっかけは「ADとしてすっぴんで働いているときに…」

 プロデューサーはTBS入社4年目の國府美和さん、監督は大ヒットドラマ「VIVANT」で監督を務めた宮崎陽平さん。2人とも兵庫県出身で神戸にゆかりがあります。

 今回のストーリーは國府さんが発案。「ADとしてすっぴんで働いているときに思いついた」といい、「誰しも、電車の窓に映る自分の姿がなんだかボロボロに見えて、しょんぼりした気持ちになることがあるのではないかと思います。すっぴんであるかどうかはさておき、そんなときにふと思い出して、『わたしは格好悪くなんかない』と自分に言い聞かせられるようなドラマがあればいいなと思い企画しました」。

 見どころは、「コメディ全開のラブストーリーやヒーローものならではのアクションシーンを気軽に楽しんでいただきつつ、がむしゃらに頑張るあまり余裕がなくなって自分のことを格好悪いと思ってしまう人たちに、みじめさやふがいなさを抱えながら目の前の現実と戦っている人たちに、ほんの少しだけでも勇気を届けられるとうれしいです」。

 主演の丸山さんの演技については、「丸山礼さんには、すっぴんヒーローという一風変わった役を本当にキュートに演じていただきました。オレンジ色のマントを翻す姿は頼もしいヒーローそのもので、『こんなヒーローが本当にいたらな~』と思わずにはいられません」と絶賛。

 スタッフについても、「荒井修子さんに書いていただいた、心をくすぐられる宝物のような脚本をもとに、まさにスーパーヒーローのようなキャスト・スタッフの皆様と一丸となって作り上げました。明るい気持ちになれる愛らしい作品になっていると思いますので、是非たくさんの人に見ていただけますと幸いです」としました。

■神戸ゆかりの2人がタッグ「いつか神戸でも撮影を」

 一方の宮崎監督は、社会現象にもなった作品「VIVANT」で監督を務め、現在は4月スタートの日曜劇場「アンチヒーロー」の撮影中。大作が続く中、同郷の國府さんとタッグを組みました。

 宮崎監督は「兵庫県出身の國府さんの初プロデュース作品を、同じく兵庫県出身の僕が監督させてもらえるとても感慨深い作品です」とし、「なかなか普通の単発ドラマではございません。テンポ良く進む爽快でスカッとする爽快な女子ヒーローエンターテイメントドラマです。ラブありギャグありアクションあり!変身するとすっぴんになってしまう主人公広岡ひろこの成長の物語です。丸山礼さんのTBS初主演のお芝居、そして若手スタッフとキャストで創意工夫して作り上げた『すっぴんヒーロー』の世界観をどうぞお楽しみください!」とアピール。

 地元に向けては「いつか神戸に帰って作品が撮れるように頑張りたいと思っています。関西の皆さん、応援よろしくお願いします!」とメッセージを寄せました。

 放送日時は、2月24日(土)午後2時~2時54分(関東ローカルのみ)。放送終了後、民放公式テレビ配信サービス「TVer」と「TBS FREE」、動画配信サービス「U-NEXT Paravi コーナー」で見逃し配信あり。

▽プロデューサー・國府美和さん:神戸女学院中高部出身。大阪大学文学部に進学後、2020年TBS入社。「日本沈没」「この初恋はフィクションです」「クロサギ」「マイファミリー」「ラストマン」など助監督やアシスタントプロデューサーを務める。

▽監督・宮崎陽平さん:六甲学院出身。大阪大学工学部から大阪大学大学院情報科学研究科。2015年TBS入社。「下町ロケット」「陸王」「ブラックペアン」「マイファミリー」「半沢直樹」など助監督を経たのち、日曜劇場「VIVANT」「マイファミリー」「DCU」「日本沈没」などで監督を務める。

(まいどなニュース・金井 かおる)

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