「えっ、それだけ!?」本場の回鍋肉の作り方→抜群にうまい 「そういう手順の料理だったのか…」

 「中国でよくみた回鍋肉の作り方」というキーウィが料理をする漫画が話題になっています。漫画を投稿した「(((はげしい)))キーウィ@オカリナ講師のジャスティン(@Justin_ocarina)」さんは、中国に住んでいたことがあり、レストランや中国のネットでこの作り方をよく見たそうです。その作り方は、私たちがよく知るものとは違い材料も手順も「それだけ!?」という簡単さです。

 紹介された作り方は、まず豚肉と生姜を茹でてよけておきます。次にごま油とニンニクを火にかけて、ネギとピーマンを炒め、最後に豚肉を戻して、醤油・味の素・豆板醤を合わせた調味料をかけるだけ。「それだけ」で震えるほど「うま」な回鍋肉が完成。

「豚肉が鍋に戻るから回鍋肉(鍋に戻る肉)って言うんだって」と解説もついています。なるほど、そうだったのか!

「今明らかになる回鍋肉の真実。為になります」

「味噌味ではないんだなぁ」

「正しい回鍋肉シンプルで美味い」

「入れる時間調整して野菜と一緒に炒めればよくない?とか思ってたけど、そう言う手順の料理だったのか…」

「お肉茹でるんだ 美味しそう」

投稿された漫画には「なるほど!」と納得する声や「甜麺醤は使わんのか」と驚く声が集まっています。

 現在はエジプトに住んでいるというジャスティンさんに詳しいお話を聞きました。

──豚肉を茹でるのも、甜麺醤などの味噌を使わないことも驚きでした。

 回鍋肉は中国の家庭の数と同じほど作り方があると言われています。なので甜麺醤が入ってもいいですし、別の調味料や野菜が入っても大丈夫です。味噌が入れば深みが増しますが、今回の作り方でも十分おいしいです。

 とにかくシンプルで美味しいものを紹介するシリーズでしたので今回のレシピ紹介となりました。

──料理をするのが、お好きなのですね?

 はい。複雑な料理は苦手ですが、簡単で安くて美味しい中華などの料理をするのは好きです。

──「それだけ」の漫画がどれも簡単で美味しそうです。「味の素」がよく出てきますが、中国では「鶏がらスープ」ではなく「味の素」を使うことが多いのですか。

 中国ではどちらもよく使われます。会社名や商品名は違いますが、一般的に味の素は「味精(うぇいじん)」、鶏がらスープは「鸡精(じーじん)」と言われます。

──どちらも使うのですね。回鍋肉のレシピをもう少し詳しく教えてもらえますか?

 ネギは長ネギで、キャベツ入れても入れなくても大丈夫です。豚肉は、豚バラや肩など、脂肪分が少々ある部位の方が良いかと思います。中国ですと脂肪の部位が塊で入っていることがありますが、そこまでじゃなくても良いかと思います。

──作ってみます! ところで漫画のキーウィが中毒性のある可愛らしさですね。

 ありがとうございます。最初期は毎日ひとつ色々な動物を描いていたのですが、ある日キーウィを描いたとたんなぜか急に人気が出ました。その後キーウィ専用アカウントになってしまいました。

■実際に作ってみました!

 特別な材料もいらないので、早速漫画のレシピで回鍋肉を作ってみました。これがとても美味しかったのです。茹でるのでお肉は柔らかいし、良い感じに脂っこさも抜けてあっさりしていますが、ご飯がとってもすすみます。

 「お湯はスープにすると美味しいのだ。トマトとかき卵がオススメなのだ」というリプライがあったので、お肉の茹で汁はアクを取って、塩と少しの醤油で味付けして、溶き卵を入れたスープにしたら、これがまた美味しい。「それだけ」で2品完成です。おすすめです。

■オカリナ講師のジャスティンさんは、KADOKAWAのウォーカープラスにて「月収5万エジプト在住 まあ死なんやろ日記」というマンガも連載中です。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子)

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