「節分の鬼役やった旦那、怖すぎだろ」本気度が高すぎる赤鬼、2歳息子さんの震えが止まらず

節分と言えば豆まき、豆まきと言えば鬼。そう、今年も新潟の山間の集落に赤鬼が現れました。子どもたち、逃げて~。

全身を赤色に塗り鋭いツノやぎょろっとした目の赤鬼は2023年、豪雪地域の集落を恐怖の渦に巻き込みました。近くの放課後児童クラブの教室に踏み込むと、あまりの鬼の本気度に子どもたちは一目散に逃げました。そして今年も…。

新潟県十日町市でゲストハウス『お松の家』を営む、のんこ(@nonsananonenone)さんが「地域の方に依頼されて鬼役やった旦那怖すぎだろ。」とXに投稿すると、旦那さんがふんしたド迫力の勇姿に18万いいねが付きました。のんこさんに聞きました。

■2023年は1本だった角が増えた!

ーー2023年以上の迫力です。

「角を2本に増やしたのと同時に爪を付けました。角同様に紙粘土で作り瞬間接着剤でくっつけました。手に持っているのは「コスキ」と呼ばれる、昔の雪国の人々が除雪作業に使われていた古民具です。雪国の鬼らしい武器かと」

ーーバズってネットメディアで報じられ、今年は引く手あまただったのですか。

「反響は大きかったです(笑)。旦那は普段から地域でなんやかんやにぎやかしをしています。今年は自宅で豆まきイベントをする予定で、せっかく鬼の仮装をするから『出張鬼を引き受けます』と宣伝したところ『ウチにも来て』とオファーをいただきました。依頼した奥様によると、2歳の息子さんと小5の娘さんに鬼は怖いものだ!と見せつけて本気の節分をしたかったそうです」

ーー大人はノリノリでも小さいお子さんは…。

「2歳の息子さんには刺激が強すぎたようで、ひとしきり泣き叫び、最後は『バイバイまたね』と言ってくれましたが、鬼が帰った後も放心状態で震えてたそうです。奥様が豆まき後に恵方巻きを作る予定だったのですが、手を離せず小5の娘さんが作ったとか。その娘さんは豆代わりのカラーボールをバシバシ投げ付けてきて『今までで一番楽しい節分だった!』と。依頼主に満足していただき大成功でした!」

ーー2023年の赤鬼と比べると、上半身がごつくなったようにお見受けしました。体作りを?

「体作り…してません。むしろ今年の小雪で除雪作業が少なく、冬場の体を動かす機会が減った影響でいらぬ肉がつき、体重もそれなりに。旦那は根が真面目なので、鬼の依頼されてからは登場までの演出や台本を考えて提案したり、鬼の起源や意味を調べて知識を深めたりしていました」

鬼にふんした旦那さんは「ぱっちりお目々で八重歯が出てて、顔赤らめて、丸顔のキャラクター的な鬼を作り上げたつもりでしたが、コメントや実際に見た人達が言うような「怖過ぎる」「本物の鬼」「大人でも泣く」みたいな鬼になっていたとは思いませんでした」とコメントしています。

(まいどなニュース・竹内 章)

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