まるで猫のように飼い主に甘えるフクロウの動画がYouTubeに投稿され、406万回再生、7.9万いいねを集めて話題となりました。　

　動画に出てくるのは、フクロウの中でも最大級に大きな体が特徴のユーラシアワシミミズク『ジュニ君』。ソファの奥でうずくまって、寂しそうに「ホ～ッ」と鳴いています。

「はぁ～い！来たよ！」と駆けつけたパパは、ジュニ君の頭をなでなで。ジュニ君はまだうずくまったまま、「ホ～ッホ～ッ」と甘えたように繰り返し鳴いています。どうやらパパにかまってほしかったよう。パパも可愛くてたまらないようで、「ジュニ君～」と優しく声をかけながら頭やクチバシを撫でます。

　動画の後半には、ぱっちりお目目をパパに見せてくれたジュニ君。パパとお顔をスリスリして、とっても嬉しそうな表情を浮かべていました。

　動画には、あまりにも愛らしいフクロウの様子に1900件を超えるコメントが寄せられました。

「クチバシ付いた猫やん（笑）」

「フクロウも呼び鳴きするんだ！可愛い！」

「甘えん坊なところがまた…たまらん！！」

「パパさんの『ジュニ君』の声かけは、本当に愛情の込められた声なぁといつもほのぼのしています」

「パパさんにスリスリされてジュニ君幸せだね」

■愛情あふれるフクロウ「パパが帰宅すれば嬉し鳴き」

　動画を撮影した飼い主さんに話を聞きました。現在9歳のジュニ君は、生後半年の頃から飼い主さんの元で暮らしています。

ーー動画を撮影したときの状況について教えてください。

「夜の8時頃、ジュニ君の部屋から『ホ～ホ～』と鳴き声が聞こえてきました。リビングで家族が会話をしているのが寂しかったのか、鳴いて自分の存在をアピールしていました」

ーージュニ君の日常の様子は？

「普段、昼間は自分の部屋で寝ていて、夕方からリビングにきます。リビングにくるときは、『パパ出して、リビング行く』と言っているかのように呼び鳴きします。リビング内に寝室があるので、夕方から朝方まではママかパパと一緒です。ママやパパへの呼び鳴きは毎日ですね」

ーージュニ君との生活で大変なことや気をつけていることは？

「大変なことは、家族旅行のときにペット可の場所があっても、問い合わせるとフクロウは不可と言われることが多く、一緒に旅行に行けないことです。気をつけていることは、暑さに弱いので夏は気温にものすごく気を遣います。また、ストレスにも弱いので嫌がることはしません。健康管理についても、体重や食欲はもちろん、フンの色なども見て気をつけています」

ーージュニ君の魅力を教えてください。

「ここまで愛情が通じるとは思っていませんでしたが、喜怒哀楽を全身で表現してくれるので、可愛くてたまらないですね。パパが帰宅すれば嬉し鳴きしてくれますし、ご飯や水浴びの催促、ママ呼びや自分の大事なオモチャを大切にするところ、弟（息子）に嫉妬してママの取り合いをするなど、人間の子供と変わりません。フクロウといえば、大きくて獰猛なハンターのイメージなのに、寂しがり屋で甘えん坊、人にベタ慣れするというギャップも魅力です」

　YouTubeチャンネル『ジュニアジュニア』や、Instagram（@muguhideaki）、X（@kitani8325）では、ママとパパが大好きで甘えん坊のフクロウ、ジュニ君のほっこりする日常が投稿されています。

（まいどなニュース／ラジオ関西・五ヶ瀬 あお）