新築マンション価格「一年後は今よりさらに上昇する」7割強 一方で「物件の品質が低下している」3割強

スタイルアクト株式会社(東京都中央区)は、同社が運営する不動産情報サイト『住まいサーフィン』にて、「第64回マンション購入に対する意識調査」の結果を発表しました。同調査によると、7割強の人が「一年後、今よりさらにマンションの価格が上昇する」と予想していることが分かりました。その一方で、3割強の人が「物件の品質が低下している」と回答したそうです。

調査は、同サイトの登録会員30万人のうち、 直近3ヵ月間に新築マンションの販売センターに行った経験がある人を対象として2024年1月にインターネットで実施され、217件の有効回答を得たといいます。

まず、「一年後の価格変化」について聞いたところ、全体の74.2%が「一年後さらに価格が上昇する」と予想していることが分かりました。

また、「希望価格帯」については、「東京23区」希望者の65.7%が購入希望価格を「7000万円以上」としており、東京23区のマンション価格高騰が顕著に表れる結果となりました。

この結果について同社は、「2023年の東京23区新築マンションの価格平均が初の1億円超など価格高騰に拍車がかかっており、建築費の高騰や購入済みの用地価格を考えると、新築マンションの価格は今後さらに上がっていくとみられ、それに伴い中古マンションも高い水準で推移していくと考えられます」と分析しています。

その一方で、「物件の質」については、価格が高騰しているにもかかわらず、「物件の品質の低下」を実感している人が全体の36.4%、さらに「東京23区」希望者では45.1%となり、価格に品質が追い付いていないと感じている傾向が見受けられました。

最後に、「今は買い時だと思いますか」という質問に対しては、「買い時だと感じている」と答えた人が36.4%とさらに上がっており、2015年からマイナス基調が続き、前回調査では-10.6だった「東京23区」希望者の買い時DI(※)もついにプラスに転じたそうです。

(※)買い時DI(diffusion index):(今マンションは「買い時」回答割合+「やや買い時」の回答割合)-(今マンションは「あまり買い時ではない」の回答割合+「買い時ではない」の回答割合)で算出

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