台湾人・香港人向けの訪日観光情報サイト『樂吃購（ラーチーゴー）！日本』を運営する株式会社ジーリーメディアグループ（東京都渋谷区）は、台湾在住の同サイトユーザー2508人を対象として「日本での買い物予算」についての調査を実施しました。その結果、約4割の人が「5万円～10万円」と回答しました。また、訪日時に購入したい物は「お菓子」が1位となり、なかでも『ニューヨークパーフェクトチーズ』に回答が集まったそうです。

調査は2024年1月にインターネットで実施されました。

はじめに、「日本を旅行する目的」について複数回答可で聞いたところ、1位は「日本食を食べたい」（94.4％）でした。次いで、2位「自然・景勝地観光」（79.7％）、3位「ショッピング」（72.7％）が続きました。

さらに、「日本での買い物の予算」を教えてもらったところ、「5万円～10万円」（40.4％）が最多となったほか、「10万円～20万円」（31.8％）、「20万円～50万円」（11.3％）と続き、全体の45.8％が「10万円以上」使う意向を持っていることがうかがえました。

続けて、「訪日時に購入したい物」を複数回答で答えてもらったところ、最も多かったのは「お菓子」（83.1％）でした。以下、「食品」（75.0％）、「薬」（71.0％）と続きました。なお、「薬」については、特に「アリナミン」が多くみられたほか、「風邪薬」「ビタミンB群」「目薬」などの回答も目立ちました。

また、「日本で購入したい食品・お菓子」について自由記述で答えてもらった結果、チーズ菓子専門店の『ニューヨークパーフェクトチーズ』（108票）が1位に。僅差の2位に『じゃがポックル』（106票）が続きました。

そのほか、京都に本社を構え、煎餅やおかきを扱う『小倉山荘』（30票）が9位、東京みやげとして愛される『東京ばな奈』（25票）が13位にランクインしていました。

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調査を実施した同社は、「台湾人の訪日回数は2回以上が全体の約90%を占め、リピーターが多いことが分かっています。中国大陸からの訪日客の戻りが鈍い今、台湾からの観光客の心をつかむことがインバウンド戦略の成功のカギと言えそうです」と述べています。