ケツメイシが歌う応援ソング「海外駐在員への唄」に会社員たちが涙 「その国で君も日本代表」「ひとりじゃないぞ」
日本から海外に赴任した海外駐在員やその家族の間で今、話題になっている楽曲があります。ケツメイシの「海外駐在員への唄」。異国の地で働く人たちにエールを送る内容で、発売後には歌詞やミュージックビデオ(MV)に心打たれる駐在員らが増加。ネット上やケツメイシ公式YouTubeチャンネルのコメント欄には「思わず泣けてしまう歌詞」「MVを見て夫が泣いてた」などの感想が多数寄せられています。
■赴任地ではたった一人の日本人「この曲で…」
「海外駐在員への唄」は1月31日リリース「ケツノポリス13」の収録曲。楽曲が生まれた背景には、メンバーが海外で働くファンから「ケツメイシの曲に励まされている」と聞き、逆に元気をつけられ、その感謝の思いも込めているといいます。歌詞にも「そっちの世界はどうだやれてるか? 耐えてるか? しっかり食べてるか?」「その国で君も日本代表 尊敬応援 ひとりじゃないぞ」など、心をつかむワードが並んでいます。
ドラマ仕立てのMVは、東南アジアで孤軍奮闘する日本人男性が主人公。日本の本社勤務だった男性が東南アジアの国に赴任するところから始まります。ネクタイ姿で営業活動を続けるも門前払いばかり。何とか現地の人たちになじもうと、寸暇を惜しんで現地の言葉を猛勉強し、仕事着もスーツから民族衣装のシャツにチェンジします。男性の持ち前の愛きょうやがむしゃらさが徐々に伝わり、いつしか信頼関係が生まれるように。仕事にも成果が現れ始め、本社で働く同期も奮起するーーという内容です。
「働いていると、誰しも調子が良いときもあれば悪いときもあり、それでもいつか必ず報われるときが来ると信じて前を向いて進もうというイメージで制作しました」(ケツメイシ公式YouTubeチャンネルのMV作品解説より)
MVを見た海外駐在員からは「海外生活10年だが、何回聴いても泣いてしまう」「今まさに『俺は日本代表だ』と言い聞かせてがんばっています」「日本人一人だけの地で、この曲を聴いて自分を奮い立たせています」「日本では想像できなかった苦労の連続です」「日本に帰りたいなと思っていましたが、この曲を聴いてもうちょっと踏ん張ってみます」などと共感の声が広がっています。中には「一緒にがんばってくれている妻や子どもへのアンサーソングも作ってほしい」といった帯同する家族を思いやる声もありました。
また、駐在員の家族からは「単身で東南アジアにいる夫に応援してると伝えたい」「父が海外赴任中。気持ちを伝えたい」など、家族への愛を再確認する人たちもいました。
MVはケツメイシ公式YouTubeチャンネルで公開中。会社員役はお笑いコンビ「ザ・マミィ」の酒井貴士さんと林田洋平さんが演じており、2人を見守る上司役には俳優の橋本じゅんさんが扮しています。
(まいどなニュース・金井 かおる)