初対面の男性に「25歳？おばさんか」と失礼な発言をされたことがあるという女性のエピソードが、Xで話題になっています。男性とは後日再会することになり、見事に「お返し」をした女性。投稿が拡散されたことで「相手に嫌な思いをさせない言葉遣いについて考えてもらうきっかけになれば」と話しています。

■失礼な発言をした男性はまさかの…

投稿したのは、ゲーム音楽の一大イベント「東京ゲーム音楽ショー」を主催する加山志穂（通称くまぁん）さん。

20年以上前、加山さんが友人と「コミックマーケット（コミケ）」に遊びに行った際の出来事だといいます。コスプレをして写真撮影などを楽しんでいた際、立ち話をしたのが件の男性でした。

初対面にもかかわらずいきなり「いくつ？」と年齢を聞かれ、「25歳です」と答えると「25歳？おばさんか」と言われたのです。加山さんは憤りよりも「何やこいつ…」という感情が勝ったそうで、何も言わず会話を続けました。そして別れ際に名刺をもらってびっくり。その時に仕事で携わっていたとあるゲームの関係者だったのです。

数日後にそのゲームに関する打ち合わせがあり、なんと加山さんと男性は同じ会議の席につくことになりました。加山さんをコスプレ姿で認識していたからか、男性は最初、目の前にいるのが数日前に話をした相手だと気づいていなかったようです。

雑談の中で加山さんが「そういえばコミケ楽しかったですか？25歳のおばさんに会ったりとか」と笑顔で質問したところ、目を丸くし、みるみるうちに顔が真っ青になっていったという男性。男性は当時50代で、加山さんが笑顔のまま「おじいさん」と呼びかけたところ、その場で謝罪されたそうです。

このエピソードには3万件以上のいいねが集まり、「25歳におばさんって…」「他人にそんなことを言える神経が分からない」「おじいさん呼ばわり、素晴らしい返し」といった反響がありました。

「どこで誰と会うか分からないなと…。自分も言動には気をつけようと思いました」と加山さん。「年齢なんてただの数字でしかないとは言え、おばさん、おじさんって言われて誰も嬉しくないはず。お姉さん、お兄さんなどに言い方を変える人が増えてほしい。ちょっとしたことでも、相手の気分が良くなったほうが何かと得するはずです！」と呼びかけています。

（まいどなニュース・小森 有喜）