店長さんちで暮らす可愛い元保護猫たちが勝手にやって来ることもある、長野県安曇野市にある整体院「キュベレイ」（@cybele_nakano）さん。小紅ちゃん、アムロくんとシャアくん、特に人懐っこい小豆ちゃんの4匹に加え、昨年、多頭飼育崩壊の現場から保護された子猫、白湯くんとチャイくんの２匹が新たに迎えられました。

「当店では整体の適応外か判断するために、初回は質問表を記入していただきます。猫が邪魔でしたら、どかします」

そうつぶやき、キュベレイの店長さんがX（旧Twitter）に投稿したのは、お客さまが記入する「質問表」を、身を乗り出して覗き込み、可愛くお邪魔している子猫たちの写真。２匹の様子に絶賛のコメントが殺到しました。

■「ちゃんと書けたかニャ～？」

「ここにお名前を書いて下さいにゃ」

「ちゃんと書けてるかチェックしてくれててかわいい」

「心を整えるサービス付きの整体」

「こんな整体院、ご褒美でしかありません」

質問表を覗き込んでいた茶白の子猫は、生後6ヶ月になるやんちゃで甘えん坊の男の子、チャイくん。足元にいた白い子猫は、生後7ヶ月になるちょっぴり繊細な甘えん坊の男の子、白湯くん。

2匹の可愛いおじゃま虫に、「これはオプションですか？」「猫ありで！猫ありでお願いします！」という声も寄せられましたが、猫たちはあくまでも店長さんちの飼い猫。施術室への猫の立ち入りは禁止であり、待合室に猫が来るかどうかも猫の気分次第……。つまり「運」なのだそうです。

「猫で報酬は受け取らないので」「勝手に来て、勝手に覗き込みます」と、返信していた店長さんにお話を聞きました。

■想像以上に「甘える子猫2匹」

ーーわざとゆっくり記入したくなりますね。

「質問表を覗いているのがチャイと足元にいる白湯は、我が家では、小豆に次ぐ人間大好き猫になります」

ーー甘えん坊な２匹にお客さまの反応は？

「ご紹介で来られたので、猫の存在はご存知でしたが、想像以上に人懐っこくてびっくりされていました。いつまでも2匹がお客さんに甘えていたので、私が猫たちを待合室から退出させました」

ーー質問表には「猫」に関する項目も……？

「質問表に書き込む欄はありませんが、『猫が苦手』などのご希望があれば私が書き足します」

ーー白湯くんとチャイくんは兄弟ですか？

「同じ多頭飼育崩壊の現場から来たので、腹違いの兄弟の可能性はありますが、兄弟ではないんです。2匹にはそれぞれの兄弟がいて、他のご家庭にもらわれていきました」

■運が良ければ「子猫2匹」に「姉猫」が加わるかも！？

ーーチャイくんと白湯くんは店長さんにベッタリだそうですね。もともと店長さんのことが大好きなキジトラの女の子、小豆ちゃんは嫉妬しませんか？

「小豆は”自分がいちばん可愛い”と思っているような気質なので、私だけでなく、お客さまがチャイ＆白湯を構っていると割って入ってくることもあります。最初の頃は嫉妬して2匹を威嚇していましたが、今は落ち着きました」

◇ ◇

店内は施術毎に掃除と消毒を徹底されており、猫が苦手な場合は、予約時に伝えればきちんと対応してくださるそうです。

（まいどなニュース／Lmaga.jpニュース特約・はやかわ かな）