子どもにおとなしくしていてほしい…!スマホ育児「アリ」8割 未就学児の親が悩むネットのルールづくり

ビッグローブ株式会社(東京都品川区)が運営するインターネットサービスプロバイダーの『BIGLOBE』は、このほど「ファミリー層のインターネット利用」に関する意識調査を実施しました。同調査によると、未就学児をもつ親の約8割が「スマホを上手に育児に利用するのは良いこと」と回答しました。また、小学校低学年で約6割、高学年では7割弱が「勉強や習い事にタブレットを利用している」ことが明らかになりました。

調査は、未就学児~高校生の子どもを持つ全国の20~50代の男女500人を対象として、2024年1月にインターネットで実施されました。

子どもにおとなしくしていてほしいとき、親が何か用事をしたいときに子どもにスマートフォンやタブレット型端末を持たせて映像などを見せたり、操作させたりする「スマホ育児」について、未就学児をもつ親243人に聞いたところ、57.2%の人が「スマホ育児の経験がある」と回答しました。

また、80.7%の人が「スマホを上手に育児に利用するのは良いことだと思う」と回答し、スマホ育児をしていることに対して、「周囲が意見するのは違うと思う/周囲に言われたくない」と感じている人は62.9%となりました。

さらに、子どもがタブレットやスマートフォン(インターネット)を利用することについて、「今の時代は当たり前だと思う」「やや当たり前だと思う」を合わせた回答割合は、中高生の親で83.2%、小学生の親で68.6%となり、未就学児の親でも49.0%と5割近くになりました。

次に、「子どものインターネット利用のルール」について聞いたところ、「決めていない」と回答した人の割合をみると、「利用時間に関するルール」(63.8%)、「利用時間帯に関するルール」(65.8%)、「利用内容に関するルール」(64.8%)のいずれの項目も6割強となりました。

「決めていない」と回答した人からは、「夫、私も含めて全員誰かしら端末をいじっているので、家族全員何も言えない」(50代・中学生の親)、「決めごとをしても守らないのであきらめている」(20代・小学生の親)、「本人に任せている」(40代・小学生の親)などの声が聞かれた一方で、「決めている」と回答した人からは、「動画はすべての勉強が終わらない限り見せない」(30代・小学生の親)、「親の目の届くリビングだけで使用する。親が確認した時は隠さない」(50代・小学生、高校生の親)などの意見も聞かれました。

また、「子どもの1日あたりのスクリーンタイムについて」については、未就学児は「30分~60分未満」(29.6%)、小学生は「30分~60分未満」(23.4%)、中学生・高校生では、「120分以上」(40.6%)がそれぞれ最も多くなりました。

さらに、「子どものスクリーンタイムは適切だと思いますか」と聞いたところ、未就学児と小学生の親では「適切だと思う」(未就学児57.6%、小学生62.5%)と回答した人が約6割となった一方で、中学生・高校生の親では「長いと思う」が49.7%、「適切だと思う」が46.7%とほぼ半々の結果となりました。

最後に、小学生の親(低学年103人・高学年119人)と中高生の親(197人)に、「子どもは勉強や習い事にタブレット(通信教育のタブレットコース、塾、勉強アプリ、オンラインの習い事など、一部スマホ利用も含む)を使用していますか」と聞いたところ、小学校低学年(1~3年)で60.2%、小学校高学年(4~6年)で66.4%、中学生・高校生で65.5%が「使用している」と回答したそうです。

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