支給のタブレット、スマホなど…小学生の端末所有率 低学年では約3割→高学年になると?
ビッグローブ株式会社(東京都品川区)が運営するインターネットサービスプロバイダーの『BIGLOBE』は、このほど「ファミリー層のインターネット利用」に関する意識調査を実施しました。同調査によると、小学校低学年で約7割、高学年では約9割が「子ども専用の端末を所有」していることが明らかになりました。
調査は、未就学児~高校生の子どもを持つ全国の20~50代の男女500人を対象として、2024年1月にインターネットで実施されました。
はじめに、子ども(未就学児~高校生)がいる男女500人のうち、小学生の子どもがいる222人に「小学生の子どもが所有している端末(子ども専用のもの)」について複数回答可で聞いたところ、「スマートフォン」は小学校低学年(1~3年生)では29.1%、小学校高学年(4~6年生)では52.9%という結果になりました。
また、「学校支給の端末(タブレット、ノートPCなど)」は低学年で34.0%、高学年では39.5%、「(インターネットに繋がる)ゲーム機」は低学年で27.2%、高学年では37.0%と、高学年になると増加する傾向がみられたのに対して、「キッズ携帯」は低学年が22.3%、高学年が17.6%、「GPS」は低学年が19.4%、高学年が11.8%と、高学年になると減少していました。
他方で、「所有していない」という回答は、低学年では28.2%だったのに対して、高学年では9.2%となり、小学校高学年では9割が子ども専用の端末を所有していることが明らかとなりました。
続いて、幼稚園・保育園や学校(小中高)に通っている子どもがいる443人に対して、幼稚園・保育園や学校(小中高)、習い事で「導入が必須のスマホアプリ(学校からの通知や出欠連絡などに利用)はありますか」を質問すると、全体の53.3%が「ある」と回答。これを年代別にみると、20代が64.3%で最も多くなりました。
次に、「妊娠・出産・育児等子育てに関する情報収集方法」を複数回答で答えてもらったところ、「インターネット(Webサイト)」(73.6%)がダントツで最多に。年代別にみると、特に20代女性で「SNS」(68.3%)が多くなったほか、「YouTube」は20代男性で48.4%、20代女性で46.0%と、いずれも5割近くになりました。
最後に、「家庭でインターネットに接続する端末の台数」を教えてもらったところ、平均「5台」という結果に。これを回答者(親)の年代別でみると、20代は平均「3.3台」であったのに対して、50代では平均「6.7台」となりました。
また、末子(一番下の子ども)の年代別でみると、未就学児の家庭は平均「4.1台」、高校生の家庭は平均「6.5台」と、子どもの年代があがるにつれてインターネットに接続する端末の台数が増える結果となりました。