億以上の高額物件 住んでいる人はどのぐらいいる?

「1億円以上の物件」に住んでいる人はどのぐらいいるのでしょうか。不動産情報メディア『幸せおうち計画』を運営する株式会社AZWAY(東京都豊島区)が、「家の価格」に関する調査を実施したところ、持ち家の価格帯は「2000万円~3000万円」が最多となり、「1億円以上」の家に住んでいる人はわずか0.5%に留まることが分かりました。

調査は、全国の10~60代以上の男女605人を対象として、2023年12月~2024年1月の期間にインターネットで実施されました。

調査の結果、「持ち家の価格帯」で最も多かったのは、「2000万円~3000万円」(30.2%)でした。次いで、「3000万円~4000万円」(25.1%)、「1000万円~2000万円」(17.5%)と続き、「1億円以上」の家に住んでいる人はわずか0.5%という結果になりました。

また、持ち家の価格を住居タイプ別にみると、一戸建て・マンション共に「2000万円~3000万円」が最も多くなった一方で、「4000万円以上」の価格帯になると、一戸建てが18.8%なのに対し、マンションでは23.1%となり、一戸建てよりもマンションのほうが多くなっています。

さらに、広さでは一戸建てのほうが坪面積が広いものの、マンションに住んでいる人のほうが「4000万円以上」の物件に住んでいる割合が多い結果になっており、価格を決めている要素は一概に広さと関連づけることはできないとわかります。

最後に、物件の購入価格を「北海道」「東北」「関東」「中部」「近畿」「中国」「四国」「九州」の8つのエリアに分けて比較したところ、「中国」「四国」「九州」エリアでは、他のエリアと比べて「2000万円~3000万円」の家を購入した人の割合が多くなっています。

他方、「北海道」と「東北」では、「1000万円~2000万円」で家を購入した人の割合が25%を超えており、他のエリアと比べて多い結果に。逆に「関東」や「近畿」では、「3000万円~4000万円」の家を購入した人の割合が最も高くなっており、エリアごとに住宅価格に大きな差があることが明らかとなりました。

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