小麦粉、乳製品、卵を使わず食物繊維たっぷり 親子で安心して食べられる「おからクッキー」を「ママ夢ラジオ岡山」が開発
ママ目線でアレルギーや健康に配慮したお菓子を、岡山県内の母親たちが企画・構成、出演するラジオ番組「ママ夢ラジオ岡山」が開発した。倉敷市の菓子メーカーと協力し、小麦粉や乳製品、卵を使わずに製造した「おからクッキー」だ。通販サイトで全国販売し、人気を呼んでいるという。
岡山県内の豆腐店から仕入れた生おからや県産米粉など地元食材をはじめ、砂糖の代わりに精製前の粗糖、バターの代替として大豆由来のソイバターを使用した。保存料や香料、着色料は添加していない。プレーン、子どもが好むココア、ざくざくした食感と香ばしさがある五穀の3種類を詰め合わせた。
番組は岡山、倉敷、赤磐市の30~50代の母親7人がパーソナリティーを務め、岡山シティエフエム(岡山市、愛称・レディオモモ)で毎月第1金曜に放送。悩み相談に応じたり、子育て情報を発信したりしている。「親子で安心して食べられるお菓子を作りたい」という声が上がり、メンバーの池脇智子さん(53)=倉敷市=が近くで「倉敷おからクッキー」を手がける「もとや」(同市児島駅前)に協力を持ちかけた。
メンバーと同社でさまざまな素材の組み合わせを繰り返し試して商品化。昨年11月からママ夢ラジオのオンラインショップで140グラム入り2袋1800円で販売し、ほとんどの利用客が再購入するほど好評という。
リーダーの宝生亜紗美さん(40)=岡山市北区=は「低カロリーで食物繊維豊富な生おからが入り、米粉で食べ応えも増しているので、子どもはもちろん健康を気にする大人もうれしい。ティータイムのお供にどうぞ」と呼びかける。
(まいどなニュース/山陽新聞)