安定した収入のある女性は「子どもを望む」傾向 一方で「仕事とキャリアの両立・妊活」に苦戦も

ロート製薬株式会社(大阪市生野区)は、このほど「妊活白書2023」の結果を発表しました。同調査によると、安定した収入のある女性は、若年層の中でも「子どもを望む」傾向がみられました。その一方で、妊活を経て子どもを授かった経験のある女性の約半数が「妊活の影響で仕事やキャリアプランを変更する必要が生じた」と回答し、キャリアと妊活の両立に苦戦している現状が浮き彫りとなりました。

調査は、全国の18~49才の男女2万2453人を対象として、2023年12月にインターネットで実施されました。

18~29歳の若年未婚女性200人のうち、「子どもを望まない」人の割合は51.1%。そのうち、個人年収が20代女性の平均年収を超える300万円以上の層では27.9%まで低下しており、安定した収入のある女性は、若年層の中でも子どもを望む傾向が見られました。

しかしながら、子どもを望む有職女性は一定数いる一方で、妊活を経て子どもを授かった経験のある女性500人のうち、50.7%は「妊活の影響で仕事やキャリアプランを変更する必要が生じた」と回答。さらに、76.5%が「仕事とのバランスを取りながら妊活を続けるのは大変」と答えており、キャリアと妊活の両立に苦戦している現状が浮き彫りとなりました。

この結果について同社は、「変化の多い時代の中で、妊娠・出産やキャリアなど女性が自分らしく自由な人生の選択をできるようにするには、早期に妊娠・出産にまつわる正しい知識を得ることが必要」と述べています。

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