隣人の89歳おばあちゃんが転倒して骨折、長期入院→飼っていた子猫を引き受けて… お喋り大好きの甘えっ子に
■89歳のおばあちゃんが飼っていた子猫
アリエルちゃん(5歳・メス)は、ロス在住のおばあちゃんが飼っていた。飼い猫が亡くなったのを機に、シェルターから譲渡してもらったのだという。ところが、その人が転倒して股関節を骨折。隣人で、猫好きのAiさんが一時的に預かることになった。
「当時、アリエルは生後7週間くらいの子猫でした。私も幼い頃から猫が大好きで、ずっと一緒に暮らしてきたし、アリエルはまだ子猫だったので、しばらく預かることにしました。ところが、当初の予定より入院が長引き、おばあちゃんは1年も入院することになりました。退院して来られた時には、アリエルはすっかりうちの子になっていました。そのため、私が引き取ることになりました。」
■おしゃべりが大好きな猫
アリエルちゃんがおばあちゃんの家に来た日から、Aiさんはしばしばアリエルちゃんに会いに行っていた。そのせいか、Aiさんの家に来た当初からアリエルちゃんは我が物顔に振る舞った。先住猫達にビビることもなく、みんなに甘えていたという。
理由は不明だが、アリエルちゃんはおばあちゃんの家にいた時、声が出なかった。
「口を開けて『ニャ~』と言おうとするのですが、声が出ませんでした。なので、リトルマーメイドのアリエルにちなんだ名前を付けました。 今では私に一日中おしゃべりしていますけど(笑)」
Aiさんの顔を見るとずっと喋っているというアリエルちゃん。Aiさんの娘の真似をするのが得意で、バレエのストレッチをしていると一緒にストレッチするし、寝相も一緒だという。Aiさんの夫も大の猫好き。
「私も夫も小さい頃からずっと猫と暮らしているので、猫と暮らすのは自然なことなんです。アリエルは、昔から一緒に暮らしてきたかのように、私たちの暮らしに溶け込んでくれました。」
(まいどなニュース特約・渡辺 陽)