旅館荒らした神戸大学バドサークル、新歓イベントの出展取り消し 存続危機に
合宿先の旅館で天井に穴を開けたり、障子を破るなど問題を起こした、神戸大学のバドミントン同好会「BADBOYS」が、3月26日、27日に神戸大学で開かれる「新入生歓迎祭(通称・新歓祭)」への出展を取りやめたことが分かりました。3月19日には新歓祭の出展団体一覧にBADBOYSの名前がありましたが、20日にはサークル名が消えていました。神戸大学新歓祭実行委員会に聞きました。
神戸大学非公認サークルのBADBOYSは春合宿で富山県砺波市(となみし)の「ホテル寺尾温泉」を利用し、胴上げで天井に穴を開け、障子を破って顔を出すなど迷惑行為を行った写真や動画がSNSに投稿され、問題視されました。BADBOYSはX(旧Twitter)アカウントなどを削除していましたが、神戸大学は3月19日、「本学学生による不適切行為がSNS上に掲載されており、関係者の皆様には大変ご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます」「大学として厳重に対処いたします」などとホームページに謝罪文を掲載しました。
神戸大学が謝罪した3月19日時点では、新歓祭ホームページにBADBOYSが出展団体として名を連ねていましたが、20日に確認したところ、名前が消えていました。20日午後7時点で、BADBOYSが出展予定だったAブース4番は欠番となっています。
新歓祭は毎年3月下旬、約160団体が参加する神戸大学最大級の新歓イベント。新入生が入る部活やサークルを見つける場となっている。
新歓祭実行委員会はBADBOYSの出展取り消しについて、「理由は特に告げられず、(BADBOYSの)代表から辞退を告げる旨の連絡がございました」とサークル側から出展辞退を申し出があったと回答しました。BADBOYSは問題行為が発覚し、新歓祭不参加が決まり、サークル存続の危機に立たされています。
(まいどなニュース・伊藤 大介)