超高所得層でも割引シールの食品買う?経済感覚は変わるのか…年収別で900人調査
「割引シール」が購入予定の商品に貼られていると、うれしいと感じたり、購入予定の商品ではない場合も、つい手が伸びてしまいがちという人もいるのではないでしょうか。株式会社アスマーク(東京都渋谷区)が実施した「食品の割引シール」に関する調査によると、割引シールが貼ってある食品について、どの世帯年収でも約9割以上が「購入する」と回答しました。また、割引シールによって、自身の行動にあてはまるものについては、「予定外の食品を購入する」が最多となったそうです。
調査は、食品をスーパー(店舗)で購入している全国の20~60代の男女900人を対象として、2024年2月にインターネットで実施されました。
まず、「割引シールが貼ってある食品をよく購入する・たまに購入する」と答えた割合を世帯年収別にみると、「300万円未満」は94.0%、「300~800万円未満」は93.6%、「800万円以上」では93.7%と、どの世帯年収でも約9割以上となりました。
一方、割引シールが貼ってある食品を「購入しない」と答えた人にその理由を複数回答で答えてもらったところ、「賞味期限が短いから」「購入予定の食品ではないから」(いずれも39.3%)が同率1位となりました。
また、「割引シールによって引き起こされる行動」についての質問では、どの属性で見ても「予定外の食品を購入する」が4割以上で1位に。「賞味期限を気にせず購入する」「割引シールが貼られている時間を狙って店舗に行く」は世帯年収が上がるにつれポイントは下がるが、「過剰に購入してしまう」は世帯年収があがるにつれポイントもあがっています。
最後に、店舗を訪れるきっかけ(来店動機)に、「割引シールの存在が影響する」と答えた割合を世帯年収別にみると、「800万円以上」の層が60.4%に対して、「300万円未満」の層では61.0%と世帯年収が低い層のほうが「影響する」割合が多くなっていたそうです。