高校時代のカフェイン過剰摂取→21歳で生理が激減、内臓疾患と精神疾患で手帳持ちに 思わぬ健康被害に注意を
カフェイン過剰摂取の弊害がSNS上で大きな注目を集めている。
きっかけになったのは「高校生の頃、どかどかカフェイン飲んで毎日0~3時間睡眠で小説書いたり勉強したりして週6で運動部に行って野菜とか摂らずにパンばかり食べていて、50歳くらいの自分から命の前借りをしているつもりだったけど、普通に21歳くらいのあたりからえぐめの返済(病気等)が始まって大変なことになった」という24歳女性で会社員のえな鳥さん(@wani_kawaiinono)の体験談。
カフェインには適切に摂取すれば眠気を抑えたり集中力を高める効果があるが、過剰に摂取すると目眩や吐き気、高血圧をもたらすおそれがある。近年は「エナジードリンク」として多量のカフェインを含んだ飲料が気軽に購入できるため、摂り過ぎに陥る人も多いようだ。
今回の投稿に対し、SNSユーザー達からは
「周りの大人の言う自分を大切にしなさいってこれかとオッサンになるまで自覚できないのトラップ」
「私も2時間睡眠にして失った人生取り戻そうとしたら、更に失った。」
「私の場合大学でそういうことやってたら23歳からやられた 2年後に現れるんかね」
など数々の驚きの声、共感の声が寄せられている。
■不調の原因は、睡眠不足や栄養の偏りか?
えな鳥さんに話を聞いた。
ーー大量にカフェインを摂取されるようになった経緯を。
えな鳥:中学3年生のとき、夏休みの宿題が終わらず、シャキッとしそうなネーミングのカフェイン飲料を飲んで好きになったのがきっかけです。高校生になってから忙しくなり、毎日3~4本程度、もっとメガ級にシャキっとしそうなカフェイン飲料を飲んでいました。それでもカフェインが足りず、カフェイン入りのガムを食べたりコーヒーを飲んだりしていました。
常飲していたものはちょうどカフェインが100mgなので、「カフェインを何mg飲んだらどのくらい効く」という計算がしやすくて助かると思っていました。
ーーどのような不調が現れましたか?
えな鳥:21歳頃から生理の回数が激減し、半年くらい止まったこともあります。また内臓の病気と精神の病気になり、病院で診断を受けて手帳持ちになりました。やばいと思って、3カ月間カフェイン断ち生活をしたのですが、離脱症状がひどく、前項で述べた「カフェイン量計算」も狂ってしまい、生活リズムがおかしくなってしまいました。精神疾患の診断がおりたのもこの頃だったと記憶しています。今はカフェインを減らしつつ、うまく付き合っていく方法を模索しています。
高校時代はカフェインに助けられ、部活や研究で成果を出して推薦で東大に入学できました。むしろ不調の原因は、睡眠不足や栄養の偏りが原因として大きいのではないかと考えております。
ーー投稿が反響を呼びました。
えな鳥:「ハンドルネームが全然反省していない」というコメントが好きです。確かに。
◇ ◇
読者のみなさんも安易なカフェイン摂取にはくれぐれもご用心いただきたい。
なお今回の話題を提供してくれたえな鳥さんは今回の反響に乗じ、インターン生として「低品質記事メディア」に勤務した経験を綴ったnote記事「クソまとめ記事量産会社で勤務していたら推しのデマ記事を作らされた話」をアピールしたいという。ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)